2013年03月01日

「ダークナイト」

ダークナイト [Blu-ray] / クリスチャン・ベール, マイケル・ケイン, ヒース・レジャー, ゲイリー・オールドマン, モーガン・フリーマン (出演); クリストファー・ノーラン (監督) ダークナイト

小さい頃のヒーローは、ドラゴンボールの悟空や
仮面ライダー、戦隊物の〜マンだったけど、
唯一好きだったアメコミヒーローはバットマンだった。
だからか、今もスパイダーマンなど他のアメコミヒーローは
それほど興味持てないのだけど、バットマンだけは特別な存在だ。

最近は映画を観る時間も気力もないので、なかなか見ていなかったが、
今回まとまった休みをもらったので、
疲れない程度のアクションものを観るつもりで今回レンタルをした。
バットマンはダークヒーローという位置づけなので
勧善懲悪のスカッとするストーリーではなかったし、
正義や平和を問うようなストーリーと重圧な映像が混じって
とても軽い感じで観られるものではなかったので失敗した……

でも、好きだったバットマンは単なる正義の味方ではないし、
完全無欠でもなくて、人間臭い戦士だったのが、
この年になってくると、グッとくるものがあった。
誰にもわかってもらえないとしても、
耐えて戦い続ける姿は闇の騎士だった。
ダークナイトというタイトルがラストで、しっくりときた。

悪役もバットマンシリーズでは有名なジョーカーで
その存在感は、バットマンに劣らないものだった。
そういえば、前作のバットマン・ビギンズは
映画館で上映した時見に行っていて、
このブログにその時の感想が残してあった。
もうあれから7年経っているんだ。
時が経つのは早いなぁ。

関連作品感想リンク
バットマン・ビギンズ

2010年02月25日

「少年メリケンサック」

少年メリケンサック スタンダード・エディション[DVD]

本だけは、読んだもの全てブログに載せようとしてるけど、
映画は最近見たものでも載せてないことが多くなってしまう。
でも、なぜか今回は載せてみたい気分に。

それは、この映画がすごい面白かったからだっ!
というわけでは失礼ながらないのだけど、
ただキレイにまとめられたような良い映画じゃなくて、
無茶苦茶で、わからないことばかりで、意味不明だけど、
インパクトがある映画だった。
そう思うのは僕が、たぶんパンクとかロックとか好きな人だからだと思う。
そして、この映画は一見すごい大衆向けで、
内容もコメディありのシリアスありのエンターテイメントだけど、
パンクがロックが好きな人と、多くのバンドに捧げられたかのような
映画でもあるから。

この映画を見る数時間前に、以前も見たけれど
「アイデン&ティティ」という映画を見た。
映画の作り方は違うけど、この少年メリケンサックも
音楽とバンドというものをすごいリスペクトしている。
逆にふざけてるんじゃないかと思うかもしれないけれど、
ロックは真面目にふざけるものだと思う。
僕の主観だけど。じゃなければ、みんないかれてる。
中には本当にいかれてる方もいらっしゃるだろうけど。
劇中で、パンクとは何かを数人にインタビューするシーンがあった。
それはみんなそれぞれ違う考えを持っている。
そんなように、これはあくまで僕の主観。

アイデン&ティティはあくまで一貫とした物語だった。
少年メリケンサックも、落ちぶれた中年パンクロッカーの再起
という点では一貫してたけど、色んな要素がありすぎて
正直よくわからなかった。要素の半分はコメディーでもあるし。

ぐちゃぐちゃしてたけど、目を見張るものもいっぱいだった。
主演の宮崎あおいの演技はすごい魅力的で、
こういうのも出来るんだと驚き、演技が上手いってわかる。
佐藤浩市もさすがで安心して見られます。
少年メリケンサックというバンドの前身がアイドルだとか、
それってパンクとハードロックの違いがあるけど、
レイジー・ラウドネスじゃんとか。
それと、銀杏BOYSの峯田さんが出ていた。

とまあ、個人的に興味がある部分は一杯。
でも、重要なのはパンクバンドの映画っていうこと。
つまり演奏のシーン。
でも、僕もパンクはよくわからない。
ピストルズ・クラッシュ・ラモーンズ、リバティーンズ。
明らかにパンクだ!というものはこれらくらいしか聞いてない。
よくパンクで重要なのは初期衝動と聞くが、
これらのバンドから、それはよく伝わる。
でも、少年メリケンサックは中年バンド。
初期衝動のかけらも感じられられないし、演奏も下手くそ。

じゃあ、年よりはパンクができないのか。
一生パンクは貫けないのか。
この辺りも実はテーマの一つだと思う。
そして僕が感じたのは、出来る出来ないじゃなくて、
やるのかやらないのか。
やりたいのかどうか。ということを問いかけてるんじゃないのかなと思った。

関連作品リンク
「アイデン&ティティ」


2009年10月23日

「フィッシュストーリー」

フィッシュストーリー [DVD]フィッシュストーリー

フィッシュストーリーってこんな良い話だったかなと、見終えて思った。
小説版と比べると、展開が大がかりで劇的で、ベタにはなっているけど、
そこがとても素晴らしく思える。
なぜなら、正義の味方の話でもあるから。
それにしても、森山未來は良い役者さんだな〜

フィッシュストーリーはホラ話という意味を持っている。
まさに、この映画もホラ話のように
上手くいきすぎるほどに、色々なことが、
「逆鱗」というパンクバンドの曲「フィッシュストーリー」で繋がっている。
だけど、劇中でも言っていたけど、
そういうことだって良いんじゃないかと思う。
風が吹けば桶屋がもうかるってか。
案外こういう話もあるかも。

この映画を見る前の懸念材料だった歌の部分は、
斉藤和義がプロデュースということで、
何とかマシなものにはなるだろうと思っていたくらいだったけど、
これが、なかなかに良かった。
ピストルズ、リバティーンズみたいな、
上手くはないけど、立ち向かうっていう姿勢が、
いや、戦うっていってもいいかもしれない。

最後のフィッシュストーリーの曲に載せた、
ダイジェスト版が、バラバラな時間で展開された物語が、
繋がっていると、はっきり気づかせてくれる。
ちゃんと、届いている。
バンド逆鱗のボーカルは報われている。
本人が気づかなくたって、届いている。
音楽は素晴らしいものだ、そして映画も素晴らしいものだ。

2009年06月30日

「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破EVANGELION:2.0 YOU CAN (NOT) ADVANCE.」

ええい!続きはまだかっ!!!


とりあえず感想はネタバレなしの方向で。

レイトショーだったのに、初日でもないのに観客は列を連ねていた。
今だ絶大なる人気を誇るという謳い文句は伊達じゃない。
エヴァは僕にとってはよくわからないアニメで、
オカルトじみたことは好きだけど、雑誌のムーの愛読者でもないし、
アニメを全話みたわけでもないし、
田舎住まいだったのでリアルタイムで見れたわけでもないし、
流行り廃りにもあんまり興味ないし、
物語もよくわからないし、ロボット(人造兵器)のデザインが好きでもないし、
キャラも特別好きなのがいるわけでもないし、
当時好きだったわけでもなく、大学入った頃からちょっと好きになったくらい。
なのに、ネットで出回っている二次創作の小説を読んでしまったり、
現在、ワクワクして映画館まで見に行って、
映画にドキドキして、続きを見たくてたまらなくて、なんだか不思議だ。

前作の「序」を見て以来のエヴァンゲリオン体験。
映画を見るのも9か月ぶり。
以前は週1くらいのペースで見ていた映画。
なのに毎日忙しくて見る暇もない。
時間だけじゃなくて、心の余裕もない。
エヴァは、そんな僕にはあまり良い映画じゃない。
難解で、娯楽って感じでもないし、どこかひねくれてるとこがあるイメージ。
そのはずなのに、今回は映画を見てぶっ飛んだ。
完璧なエンターテイメントで、いわゆる王道ってやつだったからだ。
寝ても覚めても少年マンガ夢見てばっか。
映画を観る前に漫画喫茶で『バクマン』を読んできたせいかな。
あの問題作と言われていたエヴァが、王道アニメに僕は思えた。
バトルに青春、人との触れ合い、心の葛藤、成長、多くの謎。
でもよくよく考えると、それってテレビ版から変わらなくない?


映画は一言でいうと、「すごい」
「序」から継続の美しい色彩に、風景の美しさ。
エヴァの動きも映画館で見ると迫力満点で、
エヴァ3体が疾走する姿は鳥肌が立つくらいカッコイイ。
シンジ君は、ラストにはすごい熱血で、まさに男の戦い。
なんだかエヴァじゃないエヴァを見てるみたい。

でも、色々意味深な映像やセリフが満載で、
そうとう、ああだこうだと解釈がとれる部分がすごい多くて、
やっぱりエヴァンゲリオンなんだなと思えた。
前作からも感じた、エヴァの世界ループ説は
ラストでのカオル君のセリフによりさらに支持の方向で。

映画は最後までドキドキして見れてというより、
中盤での完璧なまでのいわゆるフラグ立てからの、
計画通りといわんばかりの展開により、
そこから正直、話についていけなくなった。

マジで!?

と、もはやポカーンとしてしまい話半分で、
思考が映画についていかなかった。
だけど、そこから圧倒的なまでのバトルシーンにより
ようやく物語に心が戻っていた。
エンドロール後の、前回からのお約束次回予告シーンで、
ものすごい安心できたからよいものの、
予告がなかったら、またまた賛否両論だったろうな。
すごいおもしろかったけど、アレは無いわと。

映画見た後、色々振り返ると謎だらけで、
しかも次は、ヱヴァンゲリヲン「急」じゃなくて「Q」だと。
なんだかわからないことだらけだけど、すごい面白かった。
これだけは、胸を張って言える感想だった。


過去関連作品感想リンク
ヱヴァンゲリヲン 新劇場版:序 EVANGELION:1.0 YOU ARE (NOT) ALONE


2008年07月26日

「L change the WorLd 」

L change the WorLd [通常版]L change the WorLd

デスノートのスピンオフ作品!
と、感じられる部分はLのみで、
他になんかサプライズ的なものが欲しかったというのが素直な感想。
デスノートを見ていない人でも楽しめる、
完全に別個な作品と言ってもいいかもしれない。
でも、子供に振り回され、次第に打ち解けていく人間味あるLは見ていて安らぐ。
そして、Lの安らかな死に繋がるという意味では、いい話だと思う。

そうは言っても、テイスト的にこれまでのデスノートと全然違う。
まあ、監督が変わっているので仕方ないが、
あまりにもかけ離れて違うので、違和感がいなめない。
意図的にこうしたのだろうけど、僕は頂けないかな。
無理矢理にハリウッド的な映画にしたようでもあった。

あと、ナンチャンの演技はどうなのかな。
なんとか笑いに持ってこうとしてるようにしか見えない。
それが、笑いたいのだが、笑えない。
もうちょっと、淡々と、とぼけた感じの方が良かったかも。
個人的にはナンチャンは好きだし、ナンチャンが出てることで、
よりこの映画を見たいという気持ちが出たのだけど、
ちょっとガッカリ、でもいいアクセントだとは思う。

ラストのBOYと呼ばれる少年との別れは、
はっきりいって想像の出来たところであったけど、
やっぱり、そうなるのかなと、やけに嬉しかった。

「DEATH NOTE デスノート the Last name」

DEATH NOTE デスノート the Last nameDEATH NOTE デスノート the Last name

ある意味予定調和だった、前編から、予測がつかなくなった後編突入。
Lが死んで、その意思を次ぐものに人物が変わる原作と違い、
最後まで月とLの対決に、手に汗握るとはこのこと。
死神のノートに、最後名前が書かれるのは誰?

やっぱり、前編見たら、後編も見なければウソってもの。
それに化かし合いは、結末がわからないから面白い。
そういう意味で、今回は前作以上に楽しめた。
原作関係なしに、映画としてのデスノートの結末。
ラストは緊迫して、もうドキドキものだった。
この手で来たのかと。

映画は面白かった。
テンポも良いし、演じる人も良かった。
ストーリーも良かった。何よりテーマが良かった。
でも、それはやっぱり原作が良かったということでもあるわけで、
原作物の映画に付きまとう宿命っていうこと。

前作ではLの松山ケンイチばかりに目が行っていたけど、
今回では月の藤原竜也も圧巻だった。
そして鹿賀丈史の月の親父さんは、本当に偉いお父さんだ。

世の中矛盾だらけだ。
月が放つ言葉は、胸にずしんと来た。
でも、そんな世界で正しく生きようとしている人間。
捨てたものじゃないはずだけど、やりきれない部分もある。
最後まで、自分の正義を貫いた月は、立派だと思う。
なかなか、そんなことできたものじゃない。
でも、やっぱり急ぎすぎたとも思える。天才だからか、達観しすぎている。
頭が良いから、悩みすぎている。
だったら、僕は小市民で良い。
でもね、やり方は幼稚で、単なる殺人者だというのには同意。

革命だとか、人を良い方向に導くとか、
本物の歴史から見ても、正しくも取れるけど、
それを決めるのは、後に生きる人なんだろう、やっぱり。
この辺りは、僕には答えは出ない。
でも、殺しが行われたなら、どんな理由であれ、
ただの殺人者だと思う。

人が人を裁くなんて納得できない。
死神が裁いているとしても、逆らいたくはなるかな。
とはいっても、許されるべきでない人もいると思うのだけど。
やっぱり、僕も矛盾だらけだ。

こういう話だと、正しいと思ったことに向かって精一杯生きる、
そんなことさえ、信じにくい。
やっぱりわからないなぁ。でも、だから人間って面白い。
答えがわからないから、悩みながらも生きていくんだろう。

2008年07月25日

「DEATH NOTE デスノート」

DEATH NOTE デスノート DEATH NOTE デスノート

ようやく見ました。デスノート。
漫画は読んでいたけど、映画はなかなか見る気がでなかった。
人の評価で決めるわけでないけど、あんまり評価も芳しくなかったので。

最近、毎日にお疲れなので映画は元より、DVDさえ見る気もしなかったが、
ようやく復活、映画でも見ようかと、借りてみることに。

そして映画は、思っていたより全然面白かった。
重さがあって、チープではなく映画的。
頭脳戦ということは、僕はお頭が良くないので、素直に興奮。
大筋は知っていても楽しめた。
ただラスト、映画オリジナルの青空ナオミとの対決。
ペンを出したとこはわけがわからない。
でも、次へ続く終わり方は上手いと思った。

ストーリーは言わずもがな、それよりLの松山ケンイチが圧倒的。
ここまで再現できるのかというほどに……
もう主役でいいじゃんと、思ったらスピンオフ。これは納得。

漫画は好きだけど、やたら長い文字のせいでテンポが良く読めなかったが、
映画はその点、テンポもいい。
まあ、文字というか会話や、心理描写を省いた分、
その点で、原作の重厚さが無いと批判されるだろうなとは思った。

全12巻の漫画を、実写映画とするには完璧は無理。
月=キラが理想の世界を作るために無常にも人を裁くのと同じように、
必ずしも、切り捨てないといけない所がある。
月の自分の正義があるように、
それぞれの人に自分の中でのデスノート像があるだろう。
原作を読んだ人ならなおさら。
完璧じゃないとしても、映像としてのデスノートは傑作だと思う。
でも、漫画を1,2巻くらい読んだくらいの人が、
一番楽しめるだろうなとは思った。

2008年07月24日

「君といた未来のために−I'll be back- 」

グリムウッドのリプレイを読んだら、
やけに見たくなってしまった、このドラマ。
休みを使って2日で全話鑑賞。

リプレイが原作なので、大まかな話は同じ。
人生を繰り返すという話。
だけど、舞台は日本で戻る時間は4年。主人公は青年。
アレンジしてあるし、家族愛もかなりのテーマに。
ちなみに原作は、舞台はアメリカ、戻る時間は25年。


人生をやり直したいと思っていた大学生・堀上篤志は
1999年の12月31日の夜2000年を迎えようとしたその瞬間、
謎の流星群の襲来と共に心臓がとまり、
気づけば1995年12月23日の時点に戻ってしまっていた。
不可思議な現象に戸惑いつつも
人生をやり直すチャンスが得られたことに喜び、
違う人生を歩みだす篤志。
しかし今度もまた2000年を迎える瞬間になると
1995年12月23日に戻ってしまった。そしてまたその次も・・・(wikipediaより)


主演は堂本剛、他には遠藤久美子、仲間由紀恵、佐野史郎、内藤剛志 など。

いや〜懐かしかった。
実は何度も繰り返して見ているが、かなり久しぶりに見たので楽しめた。
ただ、時間を繰り返す人物らの共通点は、もっと早く気づくだろう普通。
まあ、でもそんなことしたら、すぐ話が終わってしまうので、仕方ない。
ディープブルーとか、佐野史郎が持っていた時計とかは、原作のオマージュかな。

原作では、リプレイの現象が説明されなかったが、
ドラマ版では、それなりの理由が説明されていた。
人の意思は、時間をも越えるということなのか。
そして、生きることをあきらめず、未来の扉を開ける意志を持つこと。
イカルス・モンゴルフィエ・ライトやけに耳に残る。

色々と粗だったり、気になるところが多々あるけど、
このドラマはやっぱり、好きだし面白い。
突拍子もない展開も良いけど、何気ない日常シーンに顔がほころぶ。
でも、グリムウッドの原作が本当に面白かった。
まあ、つまりは両方好き。

関連作品、過去感想リンク
『リプレイ』 ケン・グリムウッド

2008年03月23日

「パプリカ」

パプリカ  パプリカ

祝スレイヤーズ復活!なつかしいですね。
というわけで、スレイヤーズの主役リナ・インバースを
演じていらっしゃった、林原めぐみ嬢が、
声を吹き込んでいる、パプリカを見てました。

オシャレな映画であると共に、難解だった。
特に最初の方が、物語に入っていくのが難しかった。
考える間もなく、話が進んでいくので、きつかった・・・
夢を扱う映画だけあって、次々と移り変わる映像が、
まるで、夢のように過ぎていった映画。
夢遊病みたいな、ふわふわとしたイメージを受けた。

考える映画は好きであるけど、難しいすぎると・・・
こういうのは、小説の方が好き。
でも、この映画のように、綺麗なアニメ映像と、
声優さんの声によって、現実と夢が交錯する物語の、
キャラクターを見分けられて、
小説と、映画ではイメージがまったく変わりそう。
娯楽作としては、映画でよかったかなと。
そうそう、音楽の使い方も、幻想的ですごい良かった。

物語で、現実と夢が混じりあってしまうような展開があった。
見ていると、どこまでが現実で、どこからが夢がわからなくなる。
科学が進歩すると、こういうことも有り得るのだろうかなぁ。
そして、人の心の表と裏さえも混ざり合ってしまうかのよう。
実際は、表と裏が描かれているだけだと思うけど、
フラッシュバックのように、夢と現実の2人の自分が移り変わると、
溶け合って、違う自分が生まれていくかのようにも思えた。

まあ、人の心なんて表裏一体なんだと感じられた。
こうして、ブログ書いてる自分と現実に話してる自分とも、
ちょっと違うだろうし。
kakasiはブログだと、猫かぶってます。

学問で、フロイトやユングなど、夢を分析してる。
この映画も、無意識、深層心理というようなことなのかと。
難しい映画だけあって、難しいテーマ。
でもその分、魅力的であるのだけど。

夢を除き見るというのは、悪趣味だけど、
人体の秘密とか、解き明かす鍵になるのかもしれない。
それこそ、劇中であった、治療に役立つのかも。

自分自身で見る夢は、荒唐無稽なものが、かなりある。
そういうのを、映画を見てると思い出す。
まあ、夢なんて大部分覚えていないのだけど、
記憶に残る、こういう夢映画もいいかもしれない。

2008年03月17日

「ラヂオの時間」

ラヂオの時間 スタンダード・エディション  ラヂオの時間

ラジオは、地方ごと、もちろん番組ごとにも違いが良く見える。
こだわりみたいのが、見えてくる。
そして何故かわからないけど、親近感がわく。
生放送が多いというのも、とても魅力的。

僕は、愛知、静岡と住んできた。
愛知ならZIP-FM、静岡ならK-MIX。
残念ながら、毎日聞くようなヘビーユーザーではなかったけど、
ハマった時は、かなりラジオは愛聴していた。

この映画は、ラジオの生放送の一風景。
それぞれの人のこだわりだとか、苦悩とか、使命。
ごっちゃごちゃになって、ドタバタした三谷幸喜、初監督作品。
おいしい役所には、世界の渡辺謙。

おもしろいんだけど、どうしても理不尽さに腹が立つのは、
僕が鈴木京香のファンだからだろう。
これはハッピーエンドなんだろうか。
妥協に妥協を重ねるのは仕方がない、
おもしろいことは、良きことかもしれないけど、
メアリージェーンは、酷い・・・
でも、まさにみんなで作ったラジオ番組。
実際にも、こうして色んな人の思いを載せて、
電波を飛ばすんだろうな、ガンバレ!ラジオ番組。





2008年03月14日

「憑神」

憑神 憑神

予備知識無しで見たので、コメディとばかりに思ってました。
森迫永依にいたっては、座敷童子か福の神と思っていたし。
まる子のイメージしかなかったけど、しっかりした子役だな〜

物語は、下級武士(妻夫木聡)が、祈る稲荷を間違えたため
貧乏神・疫病神・死神という神たちに取り憑かれてしまうが・・・
となり、貧乏神が西田敏行なので、もうコメディとしか。
そう思ってたら、戦になったり、時勢の動きとの話になり、
武士の本懐と、かなりシリアスに変わって、
死神以前と以後で、1部、2部という感じだった。
でもやっぱり、通じて思うのは、人情話。

現代の人たちの本懐というものは、何になるのだろうな。
最後のシーンで現在に引き返されたので、そんな風に思った。

これは、小説版を読んでおこう。

2008年03月07日

「バタフライ・エフェクト2」

バタフライ・エフェクト2 デラックス版バタフライ・エフェクト2

前作の「バタフライ・エフェクト」は、作品のあらすじから
なんかすごい好きそうだと思い、発売日に買いに行ったことを覚えている。
その時の感想もブログで書いていた。→バタフライ・エフェクト感想
思えば、長いことブログ続いてるものだなぁ。

ちなみに近作はレンタルで。
最近映画がご無沙汰なので情報不足ということで、
店に行って続編が出てることに気づいた。
見終わった後、悪くないけど二番煎じで、1より謎も何もないと感じた。
1を見た人の他のレビューを見たが、やっぱり似たような意見が多い。

話は過去を変えるため、タイムスリップする話です、はい。
1も2もテーマも物語一緒だけど、
過去に戻る理由がチープに感じずいられない。
バタフライ・エフェクトというより、
昔ドラマでやっていた、堂本剛主演の
「君といた未来のために〜I'll be back〜」に近いかなと思った。
物語的には、全然違うのだけど。
ちなみに「君といた未来のために」は好きなドラマでした。
原作の『リプレイ』だったかな…そちらは見てないけれど。

1を見たからか、2では何故過去に戻れるのと謎も微塵も感じない。
そのせいか不思議なことが起こるだけで、ある意味ホラー映画のよう。

前作は何年もかけて物語を作ったのに、
近作は、それからたった2年。
もう少し長いかもしれないけど、焼きまわしな感が否めない。
長い時間をかければいいものでもないが、
工夫がなさ過ぎると思えた。

どんなものでも、やっぱり2作目は鬼門だなと感じた。
1を見た人は気になると思うけど、見なくていいかなと。
良いところを探そうと思うけど、あらゆる面で1の方がいいと思う。
劣化コピーにするくらいなら、いっそコメディにしてみたらとまで思えた。
伝えたいことは、1で伝えきったと思うので。

2008年03月06日

「スキヤキ・ウエスタン・ジャンゴ」

SUKIYAKI WESTERN ジャンゴ スタンダード・エディションSUKIYAKI WESTERN ジャンゴ

スキヤキ、大好きです。
ウエスタン、大好きです。
ジャンゴ?
という疑問と、無駄に豪華という俳優陣、
そしてB級映画という噂に心踊らされ、見てました。
ジャンゴは、続・荒野の用心棒から取ったよう。

初っ端から香取慎吾の、思わず酷いと思える演技と
背景手書きじゃない?という所からなんかツボにはまってしまった。
その背景とか、元ネタが分からない点がいくつかあったけど、
かっこよくて、バカで、不思議な映画で、おもしろかった。

誰かと、バカ話しながら見るのにいい映画かもしれない。
僕は、弟とワーワーギャーギャー言いながら、突っ込みながら見ました。
でも、評価はわかれると思う。
ちなみに吹き替えで見ました。

ざっとキャストを見ると、
伊藤英明 佐藤浩市 伊勢谷友介
安藤政信 堺雅人 田中要次 石橋蓮司 塩見三省 石橋貴明
小栗旬 クエンティン・タランティーノ 松重豊
木村佳乃 香川照之 桃井かおり。

佐藤浩市のヘンリーや香川照之の二重人格振りに笑え。
木村佳乃は妖艶に。桃井かおりは主役を半分食う。
堺雅人は、どこか憎めず、松重豊に一途さを。
伊勢谷友介は、最初こそ窪塚の方が合いそうな役だと思ったが、
だんだん、そんなこと思わなくなるほどかっこいい。
花は桜木、男は石橋。
実はハリウッド俳優だったりもした、石橋貴明は
俳優というより、芸人で培った力の集大成を見せた感じ。
キャストの誰もが印象的で、
コイツは生き残っていて欲しいと思ってしまう。
ガンアクションは、さすがにかっこいい、
だけど、B級なのでコメディ要素も忘れない。

でも最後はエンディングの歌に、すべてかっさられた。
狙って作ったB級三池崇史の映画。
眠れぬ夜にいかがなもかと。

「バベル」

バベル スタンダードエディションバベル スタンダードエディション

大昔、人間は一つの言語で会話をやり取りしていたという。
でも人間が、天の領域に近づこうとした傲慢さから、
主が人間の言葉を混乱させ、散らしたという。
大まかに、これが「バベルの塔」の物語。

タイトルからもわかるように、
この神話をモチーフにしたのが、この映画バベル。
ブラッド・ピットやケイト・ブランジェットという、
ハリウッドの一流所がいるかと思えば、
役所広司、菊地凛子といった日本の俳優、
そしてロケ地に日本も入っていることで、話題になった、
モロッコ、アメリカ、メキシコ、日本を舞台にした大作。

大作で、人気も高く、いくつも賞を受賞しているのだけど、
いまいち何のことかよくわからなかった。
昔に見た、「クラッシュ」と似たようなモヤモヤ感。

僕の好きな群像劇で、人間の愚かさは伝わった、
どうしようもない憤りも感じた、
聾唖の少女や、異国での人間から孤独もわかった。
言葉が通じないこと、意思疎通できないことが、どんな不幸を招くか。
わかるんだけど、足りない。
カタルシスなのか、感動なのか、何なんだろうか。
僕の、強欲っていうような愚かさですかね。

2008年03月02日

「アヒルと鴨のコインロッカー」

アヒルと鴨のコインロッカーアヒルと鴨のコインロッカー

3月に入りました。
実家に戻りました。
花粉到来、鼻が痛いです、kakasiです。
春それは、出会いと別れの季節。

そんな出会いと別れの青春映画な、アヒルと鴨のコインロッカー。
原作が大好きだったので、見てみました。
それにしても、大学入学の流れや教科書シーンはリアルだった。
さあ、問題のトリックをどうやって映像化してくれたものかと。

ネタバレしますのでご注意を。













続きを読む

2008年02月15日

「機動戦士ZガンダムIII -星の鼓動は愛-」

機動戦士ZガンダムIII -星の鼓動は愛-機動戦士ZガンダムIII -星の鼓動は愛-

まず一言「遊びでやってるんじゃないんだよ!」
カツのどうしようもなさに、
カミーユがものすごい大人に見えた。
その対比で、カミーユがいかに成長したかわかった。

新訳Zということで、ラストがどうなるのかわからない。
その点で、スリリングに見れた。
戦闘シーンが盛りだくさんで、MSの戦いは見所だった。

ラストでは、噂に聞く、テレビの絶望的なものとは違い、
安堵感があるものになっていた。
ハッピーエンドにすればいいってわけではないけど、
救いがあって良かったなと思う。
テレビでは続編のZZがあって、カミーユが復活してるけど、
それがないので、1つの作品とするとこうあるべきかなと思う。
ただ、救われない人は、本当に救われない。
戦争ってそういうものだから。

1,2見てから、だいぶ間が空いてしまったので、
話がわかりにくかったのは自分のせいだとしても、
劇場で見ていた人も同じ条件なわけで、
やっぱり、わかりにくかった。

でも全体的に見て損したなとは思わない。
劇場だったら、わからないけど。
テレビを全話みるにも辛いのでレンタルならば、
Zガンダムを知るということで、良かったと思っている。
そんな感想。

「機動戦士ZガンダムII -恋人たち-」

機動戦士ZガンダムII -恋人たち-機動戦士ZガンダムII -恋人たち-

3作見た中で、一番わけがわからなかった。
中盤は間延びするとよく言うけど、そんな感じがした。
2作目だけに。

テレビ版がどうだったかわからないが、要るのかこの話という印象。
Zガンダムという物語で必要なエピソードだとは感じるけど、
2作と次の3作での説明不足で、
この話がどう影響したかわからなかった。フォウの話とか。
恋人たちとかいう、サブタイトルのせいでそう感じるのだろうか。
それと、ゲームで見て興奮したのを覚えている、
シャアの演説がないのは何でだろう。

他のレビューを見て、みんなそんなことより声優さんで騒いでいるが、
その点では、特に不満はなかった。
それほどZガンダムに詳しくないことがあり、
違和感もなにもなく、すんなり入れた。
うん十年昔のものだから、声優が変わるなんておかしくない話だし。
ただ、そういう所で騒ぐのは、ファンなら当然だとも思う。
さすがに、アムロとかシャアとかカミーユの声優が変わったら、
大騒ぎというか、ほぼみんな見ないだろうし。
僕もアニメで言うと、パプワ君とグルグルが好きだったけど、
新しくリニューアルして放送された声を聞いて、
まったく見る気が起こらず、結局見なかったのを覚えている。
地上派でやらないので、わざわざビデオを借りたのにも関わらず。
そういう声優の点では、他の人の言い分が良くわかる。

あと、僕が一番気になったのは、Zガンダム活躍した?
というところ。
まあ、これは最後の3作目に期待しろということでいいのかな。

2008年02月14日

「機動戦士Zガンダム -星を継ぐ者-」

機動戦士Zガンダム -星を継ぐ者-機動戦士Zガンダム -星を継ぐ者-

ガンダムは、けっこう好きです。
でも、ゲーム知識しか自分の中になくて、
アニメを見たのは、
「機動武道伝Gガンダム」「新機動戦記ガンダムW」
「ガンダム 第08MS小隊」「機動戦士ガンダムF91」
「機動戦士ガンダムZZ」
あと、「機動戦士Vガンダム」を大体。

と、普通の人から見れば、かなり見ている部類なんだけど、
その筋の人からすると、全然という中途半端なkakasiです。

そんな見たことないけど、ゲームで話はおおまかに知ってるよの
Zガンダムの、少し前にやっていた劇場版3部作見終えました。
昨日3作目を見終えたのだけど、
この1作目は、ちょうど去年の今頃見たので、記憶が曖昧です。
全部見たら感想書こうと思い、結局1年かかった・・・

そんな曖昧な記憶の中で、一番印象強いのは
ラストで、アムロとクワトロ(シャア)が出会うシーン。
アムロはちょい役なのだけど、Zガンダムの前作で主役だったことと、
クワトロは、そのライバルであり、この後も色々あるので、
たぶんガンダムファン注目なところだけあって、
新作画で、綺麗で、こだわってるなと感じた。
ラストシーンでありながら、ようやく始まるという印象を覚えた。

それと戦闘シーンは流石だな〜と。
映画館で見たら、手に汗握るだろうと。
ただ物語が、Zガンダムを初めて見るという人には不親切かなと。
それは3作全部に感じたけど、
まあ、予備知識ある人なら全く問題ないかなと。
1作90分というのが問題じゃないかと感じた。
せめてあと10分足して、そこのところの説明が。
あと画像は新しいのは綺麗だけど、
古い画像も使ってるようで、違いが歴然だった。

2008年02月13日

『アルゼンチンババア』

アルゼンチンババア アルゼンチンババア

○○ババアという表現は、どこも同じなんだろうか。
僕が幼稚園だった頃も、○○ババアと噂されていた人がいた。
幽霊とか、妖怪みたいだろうだと思っていた僕は、
知らないおばさんから、道端で声をかけられた。
ひどく動揺したのだと思う。
その言葉は、○○ババアが、よく口にする言葉との噂のものだった。
今となると、声をかけられたのも、自分の妄想だったかもしれないが、
そのことは、あんまり覚えていない。
ただ、そんなことがあった気がした。
アルゼンチンババアを見たら、急にそのことが頭に浮かんだ。

この映画は、よしもとばななの小説を、役所広司、鈴木京香、堀北真希
というキャストで映画化したもの。
何気にココリコの田中直樹も出ている。

派手さはないけど、じんわり来る。
人の心の移ろいをあったかく描いている。
アルゼンチンババアは、徹頭徹尾そのまんま変わらず
曼荼羅の真ん中で超然として座っているようだった。
ある意味魔女のようで、何事にも動じず、すべてわかりきっているよう。
色々あるけど、最終的には悪くなることなんてないよとでも
いいたげに、不気味だけど美しい。
と思えるのは、僕が鈴木京香好きだからだろうかな。

みんなが嫌えるような人間などいない、と思える映画だった。
ただ、まったく回りが見えていない子供だけはね・・・
バカでマヌケで純粋すぎて悪意の塊にも見えてしまった。
おそらく、幼稚園の頃○○ババアの噂に一喜一憂していた、
僕も同じだったんだろう。

記憶だと、○○ババアに声をかけられた僕は、
すぐさま逃げてしまった。
うわ〜!出たっ〜、とかそんなことを言ったんだと思う。
後々、昔あんなことあったねと友達と話をしたいた時、
その○○ババアのことが話題に出たとき、
昔子どもを亡くしてしまい、痴呆になってしまったという話があった。
あの日の僕は、バカでマヌケでどうしようもなかった。
そんなことをその時思った。
それと同じことを、この映画でも思い出した。

2007年09月12日

『ディパーテッド』

ディパーテッド ディパーテッド

リメイクみたいだけど、オリジナルは見ていない。
2重スパイという設定は、おもしろい。
そして何より、俳優陣が豪華。
ジャック・ニコルソンにディカプリオ、マッド・デイモン。
監督にはスコセッシ。
期待しない方がムリってものだ。

全体的におもしろかったし、
何より、ディカプリオが、
こんなに出来る俳優だったということはめっけもの。
だけど、上手くまとめたけれど、ちょっと不完全燃焼な気も。
ハリウッドで、こういうサスペンスなら
もっとドキドキしてみたかった。
結局一番印象強かったのが、ストーンズの「ギミーシェルター」
ということに、自分の中でなってしまったが、悪くなかったと思う。
ただ、もうちょっとやれた気もしないでもない。

ハードボイルドでダンディな物語を見たかった。