2006年09月21日

『鈴宮ハルヒの動揺』 谷川流

涼宮ハルヒの動揺 涼宮ハルヒの動揺

今回は、完全にファンブックみたいな。
キャラ本ってやつですかね?
まあ、ライトノベルはそんな感じが多いらしいですけど。
ここまで読んできたので読みましたが、ちょこっと不満。

今回も短編で、ストーリーも進まなかった。
今までの話の穴埋めのようなものだったけど、
あっても、なくても良かったかなと。
ただ、それでもこの「鈴宮ハルヒ」の世界観の謎が
ちょこっとだけ解けたような、よけいわからなくなったような。

主要キャラをもっと好きになるための話だった。
とりあえず会話を楽しもうといったような、
行動を楽しもうといったような、そんな本だった。

それにしても、ハチャメチャやっているけど
だんだんと、マンネリ気味な感じを受けてきた。

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2006年09月16日

『涼宮ハルヒの暴走』 谷川流

涼宮ハルヒの暴走 涼宮ハルヒの暴走

今回は短編。
前回で12月まで進んだかと思えば、
夏、秋、冬と時間軸的には、前に戻るといった話。
冬だけは、少し進んでいる話だったけど。

再びのSF話と、長門のためにあるような戦争ゲーム、
そして非現実的ミステリー?いやサスペンス?やっぱりSF?
最後の冬編は、今後に関わってきそうな話だった。

そして今回は、このシリーズが
非日常系学園ストーリーということを改めて思い知った。
あくまでも学園生活を楽しむ。
そして、それがちょっと奇妙。
世界を盛り上げるためのSOS団とは、
主にハルヒだけど、団員の周り、つまり学園生活を楽しむためのものだと
前作を読んで、改めて思う。

あと、今回では特に主人公の語りがいつも以上に目につく。
会話のない会話の成立。
一番不思議な話だった、冬編の謎の館の話だと
空間の不思議さと相まって、
ところどころある、主人公の独白なのに、
それで会話が成立しているという不思議さが、奇妙な印象を強めた。
会話の履歴がないのは、前々から気になったけど
今回のこの変な空間が、ますます不気味な感じだった。

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『涼宮ハルヒの消失』 谷川流

涼宮ハルヒの消失 涼宮ハルヒの消失

失礼な話だが、あまりに物語が退屈になってくるので
借りてる分全部読まずに返そうかと思っていたけど、
これを読んで考えが変わった。
おもしろい。そしてSFだ。
むちゃくちゃにSF要素が詰め込んである。
おもしろ要素、お楽しみ要素、そして最近無かった緊張感。
そして主人公が、ちょっとした悟りを得る。
みごとなカタルシスが得られた。

正直な話、このシリーズの中で今のところ一番おもしろかった。
長編としては、短いかもしれないが、
これはシリーズ4巻目で、今までの話がかなりの複線となっているため
いい具合の読量感。
忘れないでいてくれ。ここに俺がいたことを。

起こるべき未来のために、大切な今のために、
忘れないで欲しいという気持ち。
ここにいたこと。
今回の話は、まさに「消失」だった。

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2006年08月31日

『涼宮ハルヒの退屈』 谷川流

涼宮ハルヒの退屈 鈴宮ハルヒの退屈

僕にとっては、この前の巻の「溜息」の方が「退屈」だった。
ハルヒの退屈は、団員や僕らの退屈を吹き飛ばしてくる。
退屈だからと、超ポジティブ指向で行動あるのみ。
そんな日常を非日常へと昇華させる。

人数が足りないのに野球大会、過去へのトリップ、
巨大カマドウマ、孤島館密室殺人事件。
4つの短編で成り立つ、涼宮ハルヒの退屈。

ハルヒ自体の出番は少なかったけど、
団長の退屈を紛らわすため奮闘するメンバーがおもしろい。
自分が主役でないハルヒにとって、
最初の短編の同本のタイトルでもある「涼宮ハルヒの退屈」
以外の話の方が、よっぽど退屈だったかもしれない。

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2006年08月30日

『幻想図書館』 寺山修司

幻想図書館 幻想図書館

タイトルに惹かれて購入。
幻想で図書館だなんて、なんてステキな響なんだろう。
この小説は、多くの分野で活躍した寺山修司さんの見つけた
不思議で奇妙な書物の案内本。
オズの魔法使いのようにファンタジーなものを取り上げてもいるが
猟奇雑誌、怪物、拷問、マゾヒズムなどダークなことも取り上げている。

どれも視点がとてもおもしろくて、興味がつきない。
やや知識がないと、例えの部分が何のことだかわからないこともあるが
作者がすごい楽しんで書いているということが伝わってくる。
僕らが、ブログで本の感想を書いているのと同じようなことかもしれない。
もっと書きたいが、これくらいにしておこうというような表現が
たびたび出てくるのも、もっと語りたい、書きたいという現われだろう。
文中に
世界はひらかれた本である。
問題はどのように「読み取る」べきか。だ。すなわち、
本はあらかじめ在るのではなく、読者の読む行為によって
<成らしめられる>無名の形態に他ならない

という言葉があった。
図書館は蔵書があるだけでは、役割を果たさない。
人々に読んでもらって、初めて図書館といえると聞いた。
まさに、その通りだとこの言葉に感じた。

これは実際の本を取り上げているが、寺山さんの頭の中の
本の内容に関する様々な考えが、あちらこちらに散らばり
幻想的な図書館と化しているようだった。
どちらかというと、取り上げる本は主題であり
それに関する、実際の出来事や映画、テレビ、実体験が多くを占めている。
それが、まとまると見事に不思議な本になっている。
僕らの読む行為によって、書かれた奇妙な内容は
幻想図書館として、見事に機能していた。
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2006年08月19日

『涼宮ハルヒの溜息』 谷川流

涼宮ハルヒの溜息 涼宮ハルヒの溜息

全体的に一巻と比べてインパクトが弱いかな〜と感じた。
溜息がでるほどの出来とは言わないが、
一巻ほど、ガンガン読み進めようと思えなかった。

ただ、作品の世界観がだんだんはっきりしてきた。
涼宮ハルヒの世界が、わかりやすくなっている。
全体的な物語の流れ、そしてこの小説のSFの理論。
でも、謎はしっかり残されており、この先は次へ。

ぶっ飛んで、はちゃめちゃで、ユニークな
ビミョーに非日常系世界学園ストーリーなんだけど
妙に作者が出来事の説明をしてくれるので
そのビミョーな非日常の謎を今後も解いてくるかもしれない。

今回は、文化祭ネタということもあり
一巻に出てきた主要キャラを主張するための
お祭り的内容だったかな〜って気がした。
まあ、一巻で十分すぎるほどキャラは立っていたけど。

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2006年08月09日

『涼宮ハルヒの憂鬱』 谷川流

涼宮ハルヒの憂鬱 涼宮ハルヒの憂鬱

友人から、あるだけ借りてみました。
アニメも見たことないけど、
バイト先の本屋でもかなり売れてるもので。

やっぱり、ライトノベルは読みやすくて良い。
読み終えるのに2時間もかからなかったけど
しっかり頭に残り、心地よい読量感。
自分の部活の雰囲気みたいな感じ。
高校時代を思い出すような、楽しい時間だった。
スイミングを優先させたり、遊びのため
部活には、あんまりいかなかったけど
みんな好き勝手楽しんだり、たまに、まとまって何かやったり
色々なもの持ち込んで、部室にたまったり。
キッチンが隣の部屋にあったので、お茶なんかも毎回ありましたよ。
しかし、この本ほど非日常的ではなかったけど。

個人的なことは置いといて、この本の感想としては
主人公の独白が好きです。
冒頭から、うなづけるものがバーンとでてくる。
しかも、そのことはこの後のテーマとなってくる。

憧れていた非日常が、常識を理解したころに訪れてきたら。
待ったいたはずのモノが、もう望まなくなったときに訪れたら。
いつ、どこで、どんな出会いがあるのかなんてわからない。
しかし、その出会いってものは、
自分の日常を、人生を根元から変えてしまうことがある。
涼宮ハルヒという人物の出会いは、
主人公にとってそういうものだったんだろう。
何かを変えるために、必死に駆け回るものもいれば
ひょんなことで、何かが変わってしまう人もいる。

ぶっ飛んでいて、パワフルで超アクティブなハルヒ。
「ただの人間には興味ありません。
この中に宇宙人、未来人、超能力者がいたら、
あたしのところに来なさい。以上」

これがハルヒのセリフ。
まあ、こんな人だとぱっとわかる。
ライトノベルはキャラが大切だというだけあって、インパクト大。
キャラが大切だから、会話が先行するイメージができたけど
それが、やっぱりこの小説のテンポの良さ、
ライトノベルというものの読みやすさだと思った。

涼宮ハルヒの憂鬱は、僕らがかつて持っていただろう憂鬱で
それが常識を分別できる今でも、待ち続けているせいで訪れる。
だけど、それが訪れても、そんなはずはないと。
やっぱり今まで生きてきた経験からの常識のせいで、オロオロしてしまう。
非日常は、憧れでありながらも
来たら来たで、あたふたして、
やっぱり普通の日常が一番、
または、そういうものを眺めているだけで十分だと思うものなんだろう。

ああ、そうそう。言うの忘れてました。
すごくおもしろかった。
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2006年07月07日

『LOVE&FREE―世界の路上に落ちていた言葉』 高橋歩

LOVE&FREE―世界の路上に落ちていた言葉 LOVE&FREE―世界の路上に落ちていた言葉

キミの心の中のトムソーヤは元気かい?
開いたそのページに、この言葉と、子どもの笑顔。
何故か、ドキドキした。
それと同時にいたたまれない気分にもなった。
僕の中のトムソーヤは、ずっと、昔に眠ったままなんだろうか?
そんな気がしてきた。

写真と、文字が問いかけてくる。
この世には、僕の知らない場所があり、知らない人が山ほどいる。
色んな風俗があり、文化があり、言葉がある。
だけど笑顔だけは、誰もが金ピカに輝く満面の笑み。
もちろん、笑顔のままでいられない人たちもいる。
世界には、ハックルベリー・フィンも溢れている。
そんなこと知っているが、僕らはすぐに忘れてしまう。

ちょいと、いや、かなりクサイ言葉だけど、それがいい。
何の縛りもなく、続けられた放浪記。
気取ったくらいでいい。
理想を語れないのは、寂しすぎるから。

さあ、僕のトムソーヤを起こさないといけない。
読み終わって、僕はそう思った。
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2005年12月01日

『人間失格』太宰治

人間失格  人間失格
恥の多い生涯を送って来ました。

著者がこれを残して自殺してしまったという、何やらいわくつきの作品で、
誰もが知っている有名作。20歳にしてようやく、読みました。

鬱になります。
暗い話のわけでは、ないのですが、憂鬱な気分です。
人生について深く考えすぎてしまう。
つまり、悩みすぎるのです。

量は、百数ページとあまり多くないのですが、
パンパンに膨れていて、作者の人生が詰め込んであるかのよう。
道化で、主体がない主人公。
世界を斜め上から見下ろしているかのごとく、達観しているようでいて、
それでいて、実は何もわかっていないうえ、
すごく弱い人間だから、やりきれない。
読んでて、主人公に感情移入したり、この正確にいらついたり、
読んでいて、振り回されている感じでした。

なんとなく浮かんだのがこの詩
Under the bridge downtown
Is where I drew some blood
Under the bridge downtown
I could not get enough
Under the bridge downtown
Forgot about my love
Under the bridge downtown
I gave my life away

「Under The Bridge」 RED HOT CHLI PEPPERS

橋は、関係ないんだけど、この歌がよぎった。
たぶん、この主人公も……
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2005年05月09日

「QED 鬼の城伝説」 高田崇史

QED 鬼の城伝説 QED 鬼の城伝説


主役の登場の遅さに気になった、QEDシリーズ第9弾。
今回は、みんなも知ってる桃太郎のお話を使っての、事件。
というか鬼がメイン。
鬼が、異国から来た外人だったという説は、なんかで聞いた事がある。
このQEDのシリーズだったかな?
歴史の勉強するならいい小説だと思うよ。
けっこう深く掘り下げるし。
正直僕は、推理より、歴史をもっと知りたいから読んでる。
推理だとこじつけが、ちょっと強い気も。
「逆説の日本史」よりこっちの方が読みやすいと思う。
このシリーズにはめずらしい、DNAの話はけっこうよかった。
そういう風に考えれるんだと関心。
posted by kakasi at 20:17 | Comment(0) | TrackBack(0) | 読書 作家別 「た行」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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