2014年03月15日

『部屋の隅っこには恋のかけら』 トータス松本

部屋の隅っこには恋のかけら [単行本] / トータス松本 (著); ぴあ (刊) 部屋の隅っこには恋のかけら

何年かぶりにミュージックスタテーションを見ていたら、
ウルフルズが普通に出ていて、びっくりして録画しました。
ウルフルズ活動復活おめでとう。

この本はウルフルズが活動休止してしばらくしてから出ていたのだけど、
僕もブログを活動休止中で、発売してすぐ読んだけど
ブログに載せていなかったので、また読み返して載せている。

最初読んだときは、心がもやもやしていて気持ちよくよめたというものではなかった。
トータスのファンの人ならわかるだろうけど、
そんなこと言わんでもいいだろというくらい、実は悩む人でもあったりする。
「ガッツだぜ!!」のあの印象からは、ほど遠いようなナイーブな人だ。
ありもしない理想というか答えを探し続けるブルースマンだ。

この本でもそんな様子が、自分の人生を振り返りながら赤裸々に書かれていて
特に活動休止前のフリーライブでウルフルズとして出ていたのに
最後の曲で自分のソロ曲をやったりしたあの1件は、
TVで見ていたこちらからしても、
すごいいい曲だけどこの場でやることじゃないと感じていたが、
そんな裏の話、いわゆる業界の裏事情があって葛藤があったとは知らなかった。

ウルフルズの歴史を知る本としては
ウルフルズのベーシストジョン・Bチョッパーの『青春というのならば』
WEBだけど@ぴあの『ウルフルズ ノンフィクション 芸の花道』
と合わせてみると色んなウルフルズの実態が浮かび上がってくる。
活動休止のころは、読んでいると終わってしまった青春という印象を受けたが
今となると、色々傷つき悩んだが青春はまだ続いていると感じた。
結局読み手なんて現金なもので、自分の精神状態で簡単に印象なんて変わるんだなぁ。

ウルフルズのミュージックステーションの次の日、
大学時代の友人が泊まりに来たので、カラオケでウルフルズを熱唱した。
やっぱりいい歌だ、まだまだ聴きたい、歌いたい。
そう感じながらも次の週は東京で「すかんち」のライブに行ってきた。
この本でも「すかんち」にちょっとだけ触れていたとこもあった。
紆余曲折あれど、自分の好きなバンドが続いていくって幸せだ。
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2010年03月04日

『子どもたちは夜と遊ぶ』 辻村深月

子どもたちは夜と遊ぶ 上 (1) (講談社文庫 つ 28-3)子どもたちは夜と遊ぶ 下 (3) (講談社文庫 つ 28-4)

いわゆる殺人ゲームの物語。
謎の人物「i」と「i」を追い求める「θ」の(θはすぐ誰か判明しますが)
のとても不幸な殺人ゲームの物語。

と進んでいくスリリングな物語のはずだけど、
終盤の大きな衝撃的事実に、はっきり言って意気消沈。
こんなことは、リアルさに欠けすぎている。
「i」に関してもたぶん大部分の人がなんとなく想像できると思う。
これはミステリーとやってしまうのはお粗末すぎるので、
個人的に恋愛小説だと今読み終えて思う。
とてもかみ合わない悲運な恋愛のお話。

ミステリーとしては最後の最後で思えなくなってしまうのだけど、
そういうことを抜きにすれば、とても魅力的な物語になっている。
殺人ゲームに関しては、あまりに救いがなさすぎて残酷でも、
ラストには、か細い希望が残っていて、
人の思いっていうのは、とても強いものだと感じられた。
でも、やっぱり儚い。
本当は、とても強く惹かれあっていても、
あまりにもすれ違いすぎてしまっている。
この恋は実らないだろう。
これが実ることは素敵なことかもしれないけど、
とても悲しいことなんだろうと思う。




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2010年02月26日

『冷たい校舎の時は止まる』 辻村深月

冷たい校舎の時は止まる(上) (講談社文庫)冷たい校舎の時は止まる(下) (講談社文庫)

圧倒的なボリューム感のある学園ミステリーだった。
少年少女8人のグループが物語のメイン。
というより、時の止まってしまった校舎内で、
8人のみが登場人物として進む、8人の話。

なぜ時が止まってしまったのか。
なぜ校舎内には8人しかいないのか。
なぜ校舎から抜け出すことができないのか。
なぜ8人は2ヵ月前に自殺した友達を覚えていないのか。
時計の針は、友達が自殺した時間で止まったまま動いていない。
8人は、この時が止まった校舎を抜け出す方法を探す。

こういった特殊な閉じられた空間の中でそれぞれが困惑しながらも、
校舎から脱出する方法を考えるが、
ミステリーの王道なことに、1人、また1人と人物が消えていく。
こういうの大好き。

8人の人物が、それぞれ主役かのように書かれていくので、
本当に文章量が多い。読めども進まず。
だけど、少しずつゆっくり物語は進んでいくのは、
物語の雰囲気に合っている気がする。ちょっとホラーな雰囲気に。

主人公の名前が作者と一緒なことに感情移入がしにくかったが、
ラストまでの展開は見事。長かったけど、読み応えがあった。
登場人物の関係がぴったりはまっていくラストシーンまでの流れは、
鳥肌が立ちそうに良かった。
8人のうちの菅原が良い役だった。
でも、主人公の辻村深月はあんまり好きになれない。

なんとも複雑な感想になってしまう物語で、好きだけど、苦手。
ジュブナイルな物語の青臭さと幼稚さが、
切なくも懐かしく、嫌悪感も抱かせるような、
生々しい物語だったと思うのは、僕が男だからだろうか。
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2010年02月13日

『凍りのくじら』 辻村深月

凍りのくじら (講談社文庫) 凍りのくじら

ちなみに今日行った本屋ではこの本の作者の、
辻村深月フェアがやっていた。郷土作家らしい。
僕の地元では、漫画化の小山ゆうコーナーが、ず〜とある。
大河の影響で小山ゆうの『お〜い竜馬』が拡販されていた。
考えてみると坂本龍馬って少し不思議な人物だ。
幕末の時代での世界を見る視野と薩長同盟を成立させるバイタリティ。
剣の達人なのに銃を好む。効率を求める手腕。
と、話がずれてしまった。
今日僕が買った雑誌の中のドラえもん映画主題歌大全集の記事で
この作者の文が載っていた。
タイトルから連想できないけど、
この『凍りのくじら』はドラえもんの話であったりもする。

独特の主人公の心理描写が際立つ、女の子の小説というのがまずの感想。
八方美人でも実は孤独な女の子の物語。
だけど、みんなの前では普通というか、上手く溶け込んでいても、
自分の部屋に一人戻ると、暗くなってしまうなど、
表と裏の心があるのなんて皆そうだと思う。特に若い頃なんて。
そんな裏の心が、吐け出されている物語だから、
少し重くて、少し痛い。
だけど、少し共感できたりする。
解説では、そんな主人公に感情移入ができないと書かれているけど、
そんなことないと思うのは、僕がこの主人公よりだからだろうか。

主人公に感情移入できても、できなくても、
この物語に、取り込まれてしまうのだとしたら、
きっとそれはドラえもんのせいなんだと思う。
小さい頃は、お兄ちゃんのような、お母さんのうような、友達のような、
みんなのドラえもん。
そんなドラえもんが物語と読者を繋げている、少し不思議なSF。
それがこの『凍りのくじら』なんだと思う。

この本は半年くらい前に読んで、今は実家に置いてあるのだけど、
最近実家に帰ったとき、母がこの本面白かったよと言った。
どう考えても、この本は若い人向けの話なんだけど、
もう50近い母がこう言ったのは、ドラえもんが繋いでいるからだと思う。

少し不思議なロボットドラえもんの、
少し不思議な秘密道具を引き合いにして展開される物語。
少し不思議で、少し切なく、少し感動。
そして、とても面白かった。
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2010年01月10日

『あゝ、荒野』 寺山修司

あゝ、荒野 (角川文庫) あゝ、荒野


胸が痛くなるような、昭和を感じる2人のボクサーの物語。
寺山修二を僕は知らない世代だけど、人気があったのがわかる気がする。
独特なんだよな、考え方が刹那的というかなんというか。
小説なんだから、その考え方が寺山修司という人間を表してるか
さだかではないけれども、まっとうでない何かを感じる。
我ながら、ずいぶんと曖昧な感想だけども。
現代ではなかなかお目にかかれない、ぎりぎりの感性。

物語は60年代新宿。
もう、一種の時代小説みたいだ。時代の独特の匂いが文体から湧きたつよう。
今にも残るものはあるのだろうけど、
全てが、遠い昔の物語のように感じてしまう。
はなやかとは無縁の泥臭く熱くて、
生の鼓動と死の匂いが強い。ぎりぎりの物語。とても強い物語。
読み解くというより、感じる小説のように感じた。
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2009年02月02日

『QED 神器封殺』  高田崇史

 (講談社ノベルス) QED 神器封殺

QEDと同タイトルの漫画がドラマ化ということ。
高校時代、友達が学校に持ってきていたのを読んでました。
それから、一切触れてなかったので、懐かしい。
こちらのQEDシリーズを読むのも久しぶりで懐かしい。
そして、こちらのブログも久しぶり。
ああ……なにもかもが懐かしい。

本当にお久しぶり。
1月は、毎日が本当に慌しくて、疲れて果て、
あいた時間は、付き合いとかがあって、
たまの休みは夕方まで寝てるのが普通の日々。
でも、本は読んでました。
記事にしよう、記事にしようと思いながらも、
なんだかんだ、出来ずに過ぎていく毎日で、
ようやくと思ったら、1月は終わってる……
働き始めると、本当に毎日があっという間。いや、ホントに。
今年からの新社会人の皆様、頑張って下さい。

と長い前フリから、たぶん前の記事上げての最初に読み終えた本が、
主人公たちが、様々な事件に巻き込まれながら、
古代の歴史ミステリーをも解明していくスタイルなQEDシリーズ。
歴史オタクで変人な桑原祟が主役で、
語り部は祟の大学時代の同級生で現在は看護士の女性。
最初の巻から、この二人の一行に進みそうで進まない恋愛と、
行く先々で巻き込まれる事件、そして密接する歴史の謎。
お決まりのスタイルで進みながらも、
今までに登場しなかった、祟に劣らない歴史オタクというか、
そうとうな知識を持った人物が現れ、ライバル的存在が出現。
2人の歴史知識披露も、今までになく新鮮で面白かった。
両者とも一般人には、まったく知らない、想像しない、
歴史の謎への見解が、また一つ歴史に対しての新しい見方を発見させられる。

今回は、日本人なら多くの人が知っている三種の神器が取り扱われている。
「八咫鏡」「八尺瓊勾玉」「草薙剣」
これらの由来、歴史、現在などや、
その他にも、日本古来の歴史読本としての内容が面白い。
実際の事件に対するミステリーの部分は、
いつものように、本筋だけどオマケ的な価値になってるのだけど、
その分、歴史に対するミステリーわかりやすくなっていると思う。
そこがないと、単なる論文で終わるのだから。

あと、こういう小説には珍しい袋とじが設けられていた。
これは、なかなかに大きな謎だな〜
想像するだけでロマンが膨らむ。
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2008年06月24日

『思考の整理学』 外山滋比古

思考の整理学 (ちくま文庫) (ちくま文庫) 思考の整理学

読むのにずいぶんとかかってしまった。
まだ実家にいた頃に買ったので、約3ヶ月といったところか。
ある意味、この本に書いてある、
いったん寝かせるを実践してみたような、単なる怠惰のような。

内容はタイトルの通り、思考を整理するためのことが書いてある。
当たり前のことを、しっかり実践することから、
まさか、そんなやり方があるとは……といったことまで。
でも、どれもよく考えてみると、なるほどと納得できる。

社会人になってからというもの、考えることが多い。
思考を整理して、筋道を立てて、伝えなければいけないことがある。
それは、社会人だろうが、学生だろうが変わらないはずだ。
ということは、いかに今まで僕が怠けていたということ。

頭ではわかっているのに、時間がない、その時間を他に使いたい、
あるいは、めんどくさい。
なかなか実践まで持っていくことができない。

例えば、文中にあることは、頭にあることをまず書いてみる。
まあ、これは考えをまとめようにも、どうすればいいかわからないなら、
まず書いてみる、そうすれば書き進めるほど頭がすっきりしてきて、
思いも寄らない考えも出てきたりするということだ。
細かい説明は、この本文をどうぞ。
このことは、かなり僕にも当てはまる。
書かなければ始まらない。
このブログなんて、そのようなことの典型だ。
書いていて、初め頭にないことが浮かんできて取り入れたりしている。
そして、書くことをやめないで最後までいき、ゆっくり推敲すること。
このことは、このブログではまったくできていない。
第一稿が満身創痍なら、第二稿を、これもできない。
書いて満足するダメなタイプだ。

他にも興味深いことが沢山載っていた。
考えをしばらく寝かせることとか、考えを忘却すること、
ホメテヤラネバもおもしろい、ことわざのことはなるほどと。

忘却に関しては、睡眠により頭の中身が整理され、余分なことを忘れるため、
朝が思考にいいわけといいということが印象的。
人間は、倉庫でなく知的な工場である。
朝目覚めて、元ビートルズのポール・マッカトニーは
「イエスタディ」のメロディが浮かんだという。
音楽に関しては、もっと不可解なものでも良いと思うが、
なるほどと思い、イエスタデイのエピソードが頭をよぎった。

この本は1986年発売、初めて世に出たのは1983年という。
最後にコンピューターが現れて、人間はどう変化するかと危惧している。
そういうことを考えると論文でもできそうなのだけど、
できないのでなく、やらないということが僕のダメなとこかなと思った。
これもコンピューター社会の弊害かな。
だって、ネットを調べたりなど、簡単に物事を調べられるようになった。
自分で考えるということは、重要だと思う。
でも、まずそこに至るまでが、現代では難しい。
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2008年05月29日

『人類は衰退しました B』 田中ロミオ

人類は衰退しました 3 (ガガガ文庫 た 1-3) 人類は衰退しました 3

シリーズを通して思うことは、スケールは大きい。
たぶん、漫画なんかだと、世界の始まりのことや、人類の終末、
新たな生命体、高度な文明など、広めようと思えば、すごく広まる。

だけど、意図的に物語はすごくスケールの小さいことばかりやっている。
だけど会話や、主人公の独白をすごく深読みしすぎると、
ものすごくスケールが大きい。
何事も捉え方しだい。

今回は探査もの。
メタ的なものもこれまで通りいっぱい、パロディもいっぱい。
妖精さんの登場が少なくなった分、メルヘン・ファンタジー色が薄く、
サバイバルや機械やらバトルやらで、ちょっと今までと変わった感じに。
相変わらず教訓めいていて、現代の童話・寓話感が漂う。
童話とか、寓話、昔話と違うのは、
口承の文化に基づいていないだけだが、
本という存在が一般化し、ネットという技術が進化して、
多くの人に伝播しているので、これもまたありかなと。
とまあ、そんな難しいこと考えず、とにかく楽しんで読むのが一番。
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『書を捨てよ、町へ出よう』 寺山修司

書を捨てよ、町へ出よう (角川文庫) 書を捨てよ、町へ出よう

二年ほど前、『新・書を捨てよ、町へ出よう』を買ったが、
いわゆる積み本になっていて読んでいなかった。
それなのに、こっちは買ってすぐ読み始めた。
一度に複数本を買ってしまうと積み本になってしまう。
当たり前だが、本は読みたいと思った時が最も読書行動に繋がるという。
良い書店も、図書館も僕の周りからなくなってしまった今、
僕の読書への意識が薄くなってしまったのも確か。
読みたいと思っても、本がない。
本を得るために、山を登り下り、町へ出ないといけない。
通販という手もあるけど、
書店でブラブラしている、ブラウジングが好きな自分としては……

話が逸れてしまったけど、『書を捨てよ、町へ出よう』
タイトルや中身の、きみもヤクザになれるという項目から、
かなりハードな内容になっていると思いきや、そうでもない。
感じたことは、想像することや、故郷のこと、一点豪華主義的のこと。

特に想像することについては、文中にあった、
あいている目は現実しか見ないが、
潰れている目は幻までも見るんだ。
という言葉が、強く印象強かった。
初感としては、アニメのカウボーイ・ビバップのセリフでも
似たようなものがあったなという思いが浮かんだけど、
現実を見ることは大切だが、現実だけ見ていては面白みがない。
そんなことを後々思った。
仕事を始めて、理想を追っかけてはいるが、
自分の目の前の現実が、圧倒的な壁となってくることがある。
潰れそうになるし、逃げ出したくもなることだってある。
でも、夢とまではいかないが、目標を持ってるだけで、
以外となんとかなることもある。
今回の想像することは、そういうことではないが、
そういうこともあるという。

そして全体としての感想は、
一点豪華主義のことに一番近いものを感じた。
全てが平均的より、何か一つでも特化させるということ。
人の個性とか、能力とかじゃなくて、
生活していくうえで、全てを普通に過ごすのでなく、
一部にお金をかけて、楽しむということ。
一部を削ってでも、自分の好きなことを楽しんで、
毎日を楽しく生きて生きたいなと感じた。
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2008年03月30日

『人類は衰退しました A』 田中ロミオ

人類は衰退しました 2 (ガガガ文庫 た 1-2) 人類は衰退しました 2


にかんになり、ものがたりが、ふくざつになったのですよー。

妖精さんは、相変わらずに、
スポット参戦的かと思うけど、ハムスターさんや、イタチさん登場。
タイム・ループ的なものも出てきたり、パロディ満載だったり、
一気に飛ばして来た感じ。1巻と比べると。
それに、妙に難しい単語を使った、解説がでてきて、
笑い飛ばして書いてもいいような世界なのに、
そんな難しいこと言わんでもと。
もしかして、このファンタジーな世界観を、
一つ一つ、解体してかなり論理的に説明しようとしているのかも。
僕的には、1巻を広い目で見ると手塚治虫の
『火の鳥』のようなイメージを受けていた。特に未来編。
でも、もっと突っ込んで難解なSFであったり、
人類への提言であったり、心理学的な自分探しの旅だったり
していってもおかしくなさそうな雰囲気に。

そういっても、殺伐としそうになっても、
どこか、ほのぼのとしていることに変わりないので、
やっぱり童話みたいだ。
続編でそうです。

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『人類は衰退しました』 田中ロミオ

人類は衰退しました (ガガガ文庫 た 1-1) 人類は衰退しました

人類は衰退しましたが、妖精さんが変わりに繁栄しています。
ですよー なのですー あいー どーもー
なんともほのぼのな、妖精さんと人類さんの掛け合いが面白い。
よく考えると、けっこう皮肉めいていたりする。
それと、主人公とおじいさんの会話も面白い。
僕と弟との会話に、すごい似ている。
皮肉言ったり、変に言い回しをしたりと。

そして小説はというと、特に本筋というものがあるのでなく、
衰退してきた人類さんと、妖精さんの交流を描いている。
なんだか、とても童話チック。
ちょっと童心に帰ったような気もしてくる。
人類は衰退しましたと、かなり暗い未来な感じをしておかしくないが、
この巻では、ほんわかしていて楽しそうに生きている。
どうにも、続きそうな物語なので、
これから、ほんわかだけでなく、
SFっぽくも、人類学的にもなっていきそう。

田中ロミオさんの小説。
弟(17歳)経由でやってきた手元にやってきました。
なぜ、お前がと。その辺りの理由は、お察しください。
田中ロミオ解説を弟から受け賜りました。
田中ロミオという人は、他の分野で執筆活動をしていて・・・
弟はバンドやりながら、立派なオタクに変貌していたわけです。
でも、これが現在の、
ハイスクールステューデントの、スタンダードらしい。
早くも時代の流れを感じる。
そりゃ、人類衰退してもおかしくないかなと思う今日この頃。



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2008年03月12日

『病とフットボール―エコノミークラス症候群との闘い』 高原直泰

病とフットボール―エコノミークラス症候群との闘い (角川SSC新書 (016)) 病とフットボール

Jリーグもようやく開幕。
ジュビロ磐田を応援し始めて15年目のkakasiです。
そんなkakasiですが、読んでしまったこの本。
もうちょっと、時間が立てば吹っ切れるのだろうけど、
まだ違和感あります、浦和の高原。
今のジュビロとレッズ比べたら、気持ちわかるけど・・・
やりきれないな・・・
開幕2トップが、J1初参戦のジュビロは黒星ですよ。

そんなFWに困りすぎているジュビロだけど、
6年前のFWは、最高だった。
中山・GON・隊長と、アルゼンチン帰りのスキンヘッド高原。
2002年は、Jリーグ得点王。
この本では、主にその2002年から高原を蝕んだ、
エコノミークラス症候群と高原の関係、その余波を
高原自身が、綴っている。

高原に関するエピソードは大体は知っていた。
まあ、ジュビロファンやってるので、
その辺の情報はぬかりなし。
でも、本人の言葉で聞かされると、胸に来るものがある。
高原は、次発病したら、
サッカーを辞めると考えていると考えているとのこと。

病気のことは、ニュースなどで話題になっていたけど、
正直あまり興味もなかった。
飛行機も未だ、1度しか乗ったことがないし。
この本でも、病気の恐ろしさとかは興味がわかなかった。
やっぱり、病気はなってみないとわからない。
病気うんぬんより、困難にぶつかった時に、
どうするべきか、覚悟は、プロフェッショナルとしては・・・
高原直泰という、プロサッカー選手のことを、
一部分だけど、知ることが出来たと思っている。

普通なら、この本を読んで高原のことを好きになったと思うのだけど、
ジュビロサポとしては、やっぱり割り切れない部分があって・・・
帰ってくるならジュビロだろという、甘い考えが。

レッズを選んだということは、
ある意味プロとして高原が決断したことかもしれない。
ファンの数だとか、世界を見据えてるとか、何より強いということ。

ジュビロは、高原が是非入りたいと思えるような
チームにならないといけないなと思う。


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2007年07月07日

『14歳』 千原ジュニア

14歳 (MouRa)  14歳

リアルよりリアリティな十四才。
お笑いの、千原ジュニアの自伝青春小説。

14歳という言葉は魔法の言葉。
どんな飾った言葉より、美しくて、何かが溢れていて、少し切ない。
僕は、そう思っている。
なんとなくイメージできるようでいて、どれも正解でない。
僕らの14歳は、それぞれ特別なもの。
この小説は、少年千原ジュニアの、ちょっと不思議で特別な物語。

僕の14歳といったら、ただ流れるままの、無邪気なものだった。
それ相応の悩み、葛藤、その他モロモロのものは山ほどあったが、
今思うと、何をそんなにと感じるものばかりだ。

ちょっとしたきっかけで、少しの勇気で、解消できたものだった。
たかだか、そんなことだが、
あの頃は、そんなたかだかのことが大きかった。
そんな少しのことで、悩み、苦しみ、喜び。
14歳の世界は、複雑だ。
でも、実は単純だ。

この小説も、複雑でいて、実に単純なことだらけの世界。
でも、考えすぎて、迷路のような世界になっている。
だけど、それが思春期で、それが人生。
どうにも上手くいかないけど、上手くいかないから、
みんな考えて、行動して、それぞれ違う。
それぞれ違う人がいて、そんな人の考えを聞くことは実に楽しい。

流れ星になるか、路傍の石になるか。
人生のストーリーは一生じゃ足りないよな。
と、HIGH-LOWSの歌を思い浮かべて、
自分の14歳も思い浮かべながら読んだ、小説だった。
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2007年06月19日

『できればムカつかずに生きたい』 田口ランディ

できればムカつかずに生きたい (新潮文庫)できればムカつかずに生きたい

久しぶりの更新ながら、内容が長いのと、
書いている最中、色々あって全部記事が消えたので、
変なテンションで書てしまい、おかしな文章です。



ちょっと前までは、世の中にムカついていて、
最近では、自分自身にムカついていて、
そう思い返すと、頭の中はもっと過去に飛んで、
小学校の卒業式に、校長先生から、
「決してムカつくという言葉を使わないでください」
と言われた言葉を思いだした。僕は守れていない。
そうは言っても、人前ではムカつくと言った覚えはほとんどない。
だけど、心の中や独りぼっちの時、ムカつくを感じたり、言ってしまう。

だいたい、ムカつかずに生きるなんて、聖人君子になれっこないし。
人は心の中まで見えないのだから、聖人君子がいたとして
腹の底は、どう考えているかさえわからない。
神話の神様だって、やっていることは非道なこともある。
ムカつくことがある方が、よっぽど人としてマシかと思う。
でも、ムカつかずに生きたいという心がけは、大切だと思う。

で、ようやく本の話だが、この本はエッセイで、
本人の言いたいことがぶち撒けられたような本だ。
家族、子供、思春期、寺山修司、人の心や魂のようなものまで書いている。
自分の頭で、考えたヘヴィでリアルな「私」の意見だそうだ。

ランディさんの本は、読んだことが無く
タイトルも、そんなこと当たり前だと、魅かれもしなかった。
表紙の男のひねたような目つきが(もちろん演技なのだろうが)
やけに印象的で、読んでみた。

基本的に僕は、単純な性格をしていると思う。
単純というより、感じる力が強い……と思っている。
本を読んだり、映画を見たりすると、簡単に泣いてしまう。
その瞬間、瞬間では考えるより、感じて行動してしまう。
そのくせ、その後に、やけに冷静になって振り返り、
斜めから物事も考えてしまうことが多い。
単純であるいっぽう、ひねくれているのだ。
だから、この表紙に魅かれたのかもしれない。

そしてようやく本文の話なのだが、
ところどころ興味のあることが、たくさんあった。
大人になることでの、純粋さが失われる恐怖。
子供が本能的に、親を守ろうとしてること。
言葉や知識の限界、そして可能性。
そして「子供の力」という話に、こんな一文があった。
大人になって人のお役に立とうと立つまいと、
それは個人の問題。
とりあえず人は、生まれてきたってことだけで
十分にお役に立ってるのだから、
好き勝手に生きていていいのである
自分にとっては、かなり衝撃的な考え方だった。
こういう考え方もあるのかと感心した。
というのも、僕は子供の頃から、今でも、
多くの人に守られてきたからと自覚しているからだ。
はっきり言って僕は、ぜんぜん強くなんか無いし、
世話のかかるガキだったし、迷惑もいっぱいかけてきた。

だから、就活では、ずっと守ってばかりだったので
今度は守る側の大人になりたい。
人の役に立てる仕事がしたいと、企業を巡っていた。
でも、そればかりでは仕事が続くはずもないので
それでいて、自分のやりたいことができる仕事
なんとか、その折り合いがつく仕事がしたいと思っていた。

その気持ちは変わらないが、生まれただけでいいんだよとは、
かなりの衝撃的な考えだった。
そういえば、この前テレビで元Jリーガーの武田修宏さんが、
子供たちへ授業をするというものがあったが、
教える側の武田さんが、子供たちから力を貰ったと言っていた。
サッカーといえば、現役40歳のKAZUこと三浦和良選手も、
子供への授業を、以前から行っているという。
彼も、伝えるとともに、子供たちから力を貰っているかもしれない。

生きているのだから、ムカつかずに生きる、好きなことをやる。
以外と、重要な命題なのかもしれない。

何かを得ようとすれば、何かを犠牲にしないといけないと、
世の中は、すごい絶妙に上手くいかないようにできている。
例えば、スポーツの選手が、活躍したい、挑戦したいと思えば、
そのために、練習に時間を費やさなければいけない。
だけど、活躍のため費やした時間で、自分の時間が削られる。
その葛藤にジレンマを感じるし、ムカつくのだけど、
それを通りこしてしまえば、
自分のやることがムカつかなくてすむかもしれない。
本気でやっている人は、流した血や汗を無駄だなんて思っていない。

ようするに、どれだけ夢中になれるものがあるか。
大切だって、胸を張れるものがあるか。
それを見つけて、そこに向かって進むことが、
僕なりのムカつかずに生きる方法だ。
それでも、人間なんだから、困難や弊害があれば、
ムカつくことがあるんだろう。
ムカつかずに生きたい。切実な願いだ
でも、「できれば」を頭につけることが、また人間味があって
それでいて、健全な生き方かなって感じている。
生まれてからこそ、生きていてこそってね。
そういう風に、勝手に受け取りました。
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2007年02月11日

『走れメロス』 太宰治

走れメロス 走れメロス

かならず帰ると ちかいを交わして〜
走るメロスは 風のように〜♪

という歌を小学生の頃歌った記憶がある。
だけど、普通の文章としては、初めて読んだ。
友人に何かオススメ本ある?
と、本屋で聞いたら、なぜか薦められたこの『走れメロス』
以前読んだ、太宰治の本は『人間失格』だったので
これほど清清しく、勇気づけられる作品に少し動揺した。

しかし、この本は短編集でメロスは、その中の一つに過ぎない。
『東京八景』『帰去来』では、
間違いなく自伝であろうというリアルさからの
その苦悩と、どうしようもなさに、絶望さえ感じた。
だけど、素晴らしい文学作品だとは思う。
最近で言うとリリー・フランキーも同じ感じなのだろうか。
ダメ男っぷりが、すぐれた作品を生み出す源なのか。
しかし、太宰は、リリーさんのそれより酷い。
両者ともだが自分の愚劣を自覚している分、タチが悪い。
そのせいで、僕らは感情移入してしまう。
いわば、保護者になってしまう。
思わず見守らずには、いられないのだ。

他の作品も良作で、やぱりすごい人だったんだなと思えた。
「ダス・ゲマイネ」「富嶽百系」「女性徒」
は、中でもお気に入り。
キリストとユダ。愛ゆえの苦悩を描いた「駈込み訴え」
ラストを飾る「故郷」も、とても読ませられる。
太宰治の生き方は、未だに好きになれないが、
作品は、好きになれそうだ。
誰だって、苦悩はある。
その苦悩を、さらけ出すかのように書いているのだから。
そこにシンパシーを感じられずにいられない。

すべての罪人は聖人 同じように表裏一体だ。
そんな歌を歌っていたバンドがいた。
誰だって心の中にルシファーがいる。
そいつには制御が必要だと。
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2007年02月02日

『涼宮ハルヒの憤慨』 谷川流

涼宮ハルヒの憤慨 涼宮ハルヒの憤慨

ようやく、最新刊まで追いついたけど、
まったく話は進展していない。
いや、これでいいのさ。
そこに向かうまでの行程を楽しめばいいのだ。
と、自分を納得させています。
それが、健全な楽しみ方というものだよね?

だいぶ僕も、この破天荒な物語に慣れてきたようで
ありのままに、話を受け入れられる。
この世には不思議なことなど何もないのだよ。
と、京極氏のアノ言葉が脳裏によぎる。
事実だけを受け入れれば、何も不思議などない。
ただ、この物語の場合、事実がぶっ飛んでるだけに、
なかなか主人公の境地まで行くには大変だ。

でも、人は心の深いところで謎を求めている。
もし、それがやってきた場合。
まあ、楽しければいいじゃん。
そんな風に割り切れる心が欲しい。
そして、そんな日常をどこかで求めている。

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2007年01月06日

『花嫁化鳥』 寺山修司

寺山修司の本は、これで2冊目になる。
寺山さんこそ、民俗学的見地からの視点を持っていない、と語っているが、
様々な土地を回り、日本の古き風俗、文化、伝承を引き出していくことは
ジャンルでいうと、僕には民俗学としか言いようのないものだった。
たとえ、その見地が無くても、その各場の地誌と成りえるものだった。
そして昨日テレビで見た、金田一耕助が、
ふらりと寺山さんの頭に降りてきて
彼が見地、いや推理するということなんかも、おもしろい視点だと思った。

風葬大神島
比婆山伝綺
闘犬賭者考
浅草放浪記
裸まつり男歌
馬染かつら
花嫁化鳥
くじら霊異記
きりすと和讃
筑豊むらさき小唄

こんな小見出しに別れて、本は成り立っている。
どこの世界でもそうだが、古きことには
現在では考えられないことが多くある。
そして、考えられないことが広く伝わったり、
広くなくても、その小さな共同体では固く信じこまれた。
どの話も、今となってはそんな迷信と多くの人が吐き捨てることばかり。
考えようによっては、すごい呪術的だ。

なぜ、そんなことが信じこまれたのか、
どうして今まで、伝承として残るのか、存在するのか、
未だに、必要とするのは何故か。

寺山さんは、その土地土地では通り過ぎるよそ者でしかなく自分は
ただの現在にすぎなかった
と語っていた。
ただそこにあるだけのものでしかない。
過去の因習に囚われたその村では、一人浮いたもの。
風葬大神島で出てくる、民宿しながら研究して
島民と同じ扱いを受けているという
鎌田女史のようになればいいのだろうか。
フィールドワークの重要性は確かにあると思う。
だが、ただ現在としてのみ存在するという、
ある種、儚げなこの表現が、
この本全体の寺山さんや、各人物の悲しげな事柄を
よく表していると感じた。

花嫁化鳥
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2006年11月22日

『QED〜ventus〜熊野の残照』 高田崇史

QED ~ventus~ 熊野の残照QED ~ventus~ 熊野の残照

ものすっごい久しぶりに読んだQEDシリーズ第10弾。
これを買う前、久しぶりすぎて、
間違えて「鬼の城伝説」を買ってしまった。
二冊目……
というか、8弾の「鎌倉の闇」も読んでいないことが判明。
でも、このシリーズなら間をすっ飛ばしても、なんとかなるさ。

僕は今まで、QEDシリーズでは殺人事件は二の次で、
歴史の謎解きを楽しんでいた。
今回その要望かなったか事件は、まったくなかったわけだが、
やっぱり、絡めた方がおもしろいかも。
だた、いっつも強引に歴史と事件を絡めるので
どうかと思うが、やはりスリリングさが足りない。

事件はないが、気になる事柄が今回はあった。
ずっと辻褄が合わないと、気になっていたけど、
そういうことだったんだ。

歴史の方は、タイトル通り、熊野のこと。
日本の神様や、神話がメインとなってきている。
僕は、大学の文学でその辺の神話を習ったこともあり
なかなかに楽しめたが、やはり細かく解き明かしていって、
もはや僕には、正しいのかどうかさえ不明だが、
辻褄が、あっているような気にさせられる。

思い出せば、小さい頃読書とかは、まったくしてこなかったが、
中学の頃読んだ数少ない本では、『竜の柩』や『神々の指紋』
という歴史的な本を読んでいたので、
こういう、一種の作者の歴史に関する解釈を読むのが、
僕は好きみたいだ。

ブログを始めて、読書の項目が100を迎えた。
100まで到達して、原点に帰ってきた気がする。


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2006年10月12日

『お茶は世界をかけめぐる』 高宇 政光

お茶は世界をかけめぐる お茶は世界をかけめぐる

どうも、静岡生まれのお茶大好きkakasiです。
他にも、コーヒー、オレンジジュース、ポカリが好きだけど
毎日飲むのはやっぱり緑茶くらいだな。

とっても、おもしろい本でした。
お茶の歴史と現状。
緑茶は、伝統的な飲み物でないとか、
昔は自分たちで消費していたわけでなく、
輸入のためのお茶がほとんどだったとか、
知らなかったことも多かった。

入門書としてもなかなか良くて、お茶の製造過程や種類も
なかなか丁寧に書かれている。
とはいえ、やっぱり奥が深くて、一読しただけではわかりにくいことも。
僕はお茶に関してのことは、ホントに好き。
だけど、職業にするまではいかない。
お茶と常に触れ合っている人たちの会話や考え方は、やはり深い。
この変は、ちょこっと知識がないと意味がわかりにくいかもしれない。

僕も静岡にいたころは、お茶が、緑茶が身近なものだった。
茶摘みは、もちろんやったし(GWなんかには、いいバイトに)
製茶工場も近くにあったし、よく出入りしてた。
手もみもやったし、茶道もやった。(抹茶はおいしいですよ〜)
お茶に関しての勉強もやったし、実験や調査もした。

今も毎日お茶を飲んでるけど、毎日煎茶を入れるわけでなく
ペットボトルに入れられた市販のものの時もある。
実家にいた頃は、朝ご飯がパンの時以外は三食付いてくるし
それが当たり前だと思っていた。
高校の頃、お茶の調査みたいなことをして、
どこの家でもそんなことないと知ったときは驚いた。
今回の本でも、同じような驚きが一杯。

日本で一般的に知られているお茶。
一般的に知られていないようなお茶。
世界においての日本茶。
お茶は世界をかけまわっている。
過去も、そして今も、もちろん未来でだってそうだろう。
色んな形で、色んな種類で、色んな色や香りをさせてかけまわる。
もちろん僕らの日常でも。






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2006年09月21日

『涼宮ハルヒの陰謀』 谷川流

涼宮ハルヒの陰謀 涼宮ハルヒの陰謀

ようやく長編で、話が進んだ。
けっこうなページ数でありました。
表紙が恥ずかしいので、カバーをつけて電車で読みふけましたよ。

どんどんとタイムトラベル。
新たなる、キャラも出てきた。
これから、さらなる混迷な予感。
このシリーズのSF的要素も、さらに混迷。

なんだかんだ、僕はこのシリーズ好きみたい。
前の巻では、不満たらたらだったけど
やっぱり読んでしまうみたい。

ただ動くのみ。
今回の話は、そんな話だった。
まあ、主人公は毎回そうだけど、今回は、まさにそれ。

考えるな、感じるんだ。
というより、考える前に、まず行動。
絶え間ない、指令の連続のうえに制限時間つきだから。

でも、読み手としては何故を考えるので
主人公と同じように、頭をこんがらせられるが
動くことは出来ないので、ページをめくるのみ。
何故を考えるのが、おもしろいこと。
SF+ミステリー。
その未来を変えてやればいいのさ。
今この時からな。
という主人公の決意。

この後、未来と現実がどう交差するのか。
何が分岐点となりうるのか。
やっぱり次の巻にも期待。


posted by kakasi at 23:46 | Comment(2) | TrackBack(0) | 読書 作家別 「た行」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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