2005年08月29日

『バンビの剥製』 鈴木清剛

バンビの剥製 バンビの剥製


いまのところこの人の作品の中で一番好き。姉がいいキャラ出てる。
ライトノベルとかだと、
キャラの個性=作品の出来みたいになるらしいけど
この作品においても、同じことが言えそう。


姉を中心にこの小説は、回っている。陰気な姉貴が地球を回すってか?
すくなくとも主人公は、姉の影響をモロ受けているとラストでわかるし。
姉がいたから僕がいる。姉の影or光のようだと。
僕は、姉がいたからその反対の役割として、
こう成長したと。(すいません内容うろ覚え)
たぶん自覚してないだろうけど、
この主人公は、そうとうシスコンだと思う。


恋人との関係も姉との関係も、曖昧になって。
姉は離れた。恋人ともいずれ終わってしまいそうだが、
なんだかんだ続くのかも。
この人の前の作品の『男の子女の子』の帯の言葉の引用だけど
つながれば、即席の永遠ができあがる

僕はこの作者の作品をまだ、3作しか読んでないけど
どれも同じことを言える。一貫した明確なテーマがある。
永遠なんていつか終わるんだ。 全ては離れていく。


大切だったバンビの剥製も捨てられた。
親も結局帰ってこなかった。
なんだかんだずっと一緒だった姉もいなくなった。
僕のこれからは、どうなっていくんだろう……


あと僕の髪型は、別にあんな設定じゃなくても良いと思う。
そんな派手な性格でもないし。
姉の追跡の時しか、クローズアップされないし、しかもちょこっとだけ。
パソコンのウイルスは、失って初めて気付くという複線でしょうかね?
でも、まあ無くなってもいいかって、
姉にとって主人公は、そんな存在でしょうか?
今までのデータと一緒で、バンビの剥製と一緒で。
posted by kakasi at 10:57 | Comment(0) | TrackBack(2) | 読書 作家別 「さ行」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

『スピログラフ』 鈴木清剛

スピログラフ スピログラフ


カラフルな表紙と対照的に、淡々と緩やかな内容の本。
でも、幼馴染の3人の内に一人カンナは、
ちょっとぶっ飛んでるし、ヒステリー。


僕には、ちょっとわかるこの3人の関係。
離れたり、また遊びだしたり、そしてまた離れたり。
なんだかんだ、完全に途切れることなく続く関係。
僕にもそんな友達がいるから。


男男女って難しい関係だな。
しかも一時期その中の男女が付き合っていたとか、微妙だな〜
でも、実際に今の世の中ならこんな関係もありそう。


最後まで、淡々としすぎた気がする。
もちろん色々あったわけだけど、結局何も変わらない気がして…
カンナだけは、大きな変化があったけど
主人公なんかは、まったく変化がなさそう。
それが狙いなのかもしれないが、この小説内の世界が、
現代ってそんな時代でしょ、って感じで気持ち悪い。

心の蘇生ってなんなのだろう。
やっぱり本当の主人公は、カンナだったってことだろうか。
posted by kakasi at 10:54 | Comment(0) | TrackBack(1) | 読書 作家別 「さ行」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

『男の子女の子』 鈴木清剛

男の子女の子 男の子女の子


クラインの壺。
つなげれば、即席の永遠ができあがる。
でも、それはもしかしたらあっというまに壊れてしまうものかもしれない。


この話は、少し僕にはわからなかった。
主人公の気持ちもわからない。
ヒロイン?の2人の気持ちもよくわからない。
物語の終わりもよくわからない。


主人公の緩い空間は、突然終わりを告げた。
僕の望む永遠は、糸を切ったかのように、プツンと断たれた。
全てはこうやって、あっというまに終わっていくんだろうか。


posted by kakasi at 10:32 | Comment(0) | TrackBack(0) | 読書 作家別 「さ行」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年05月29日

『魔女の死んだ家』 篠田真由美

魔女の死んだ家 魔女の死んだ家


今日借りて、その日のうちに読み終えれました。
ちょっと古めの本かな?と思いきや、
以外と最近の2003年の本でした。
そしてミステリーランドという子供向けのシリーズらしいです。
でも、そのシリーズの作家さんの名を見ると、
どれもミステリー界の有名さんばかり。

この本は子供向けシリーズながら、けっこう難しかったです。
一人称ばかりで、キャラの把握が難しかった。
でも意外と、チャチャっと読めました。やっぱり子供向けだからかな?
それでも、一回読み終えて、整理するのに時間かかりました。

何やら、女の人向けの感じでした。描写とか、挿絵も含めて。
魔女と出ていますが、実際の魔女じゃないですよ、
魔女のように見られていた人ということです。
でも、残酷な人ではないですよ。
妖艶な人、魔女のような魅力、カリスマがあった人というべきでしょうか。
桜と魔女の描写が美しい小説でした。
posted by kakasi at 23:39 | Comment(0) | TrackBack(0) | 読書 作家別 「さ行」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする