2008年03月27日

『永遠の出口』  森 絵都

永遠の出口 (集英社文庫(日本)) 永遠の出口


永遠という言葉を信じたくなることもあれば、
永遠なんてものありっこないと思うこともあった。
僕は永遠という響きに弱いってことなんてなくて、
なんとなく永遠って響きが好きだった。
なんとなく、日常が続いていくように思えた。
なんとなく、なんとなく・・・

ずっと、仲の良かった友達とも、いつのまにか疎遠になっていたり、
ひょんなきっかけで、出会い、そして別れて・・・
いつのまにか一緒に居て、いつのまにか別れてしまう。
そんなごく普通の一生を、少女が成長する過程を描くことで、
見事すぎるくらい、残酷なくらいリアルに表していた。
だけど、思い出だけは積み重なっていくんだよなぁ。
急に物語から消えた人物が、急にまた現れたり、また消えたり。
これも人生なんだなと感じた。

女性向けではあると思うけど、
大人に変わっていくこと、出会うこと、別れることは、
男にとっても、共感できる部分だったと思う。
ああ、なんとなく僕たちは大人になるんだ。
永久未来続くものなどあるはずはないから。

銀杏BOYSの「なんとなく僕たちは大人になるんだ」と、
SOPHIAの「Beautiful」の2曲の歌詞を引用させてもらいました。
頭の中でリフレイン。
posted by kakasi at 00:46 | Comment(0) | TrackBack(0) | 読書 作家別 「ま行」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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