2005年09月19日

『魍魎の匣』 京極夏彦

魍魎の匣 魍魎の匣 

「この世には不思議なことなど何もないのだよ」第二弾。
ワトソン関口、動かないホームズ京極堂と愉快な仲間達シリーズ。


ハードカバーで読んだので、なんと一〇四八ページの超大作。
七〇〇ページくらいまで読み、あと三〇〇ページか、あと少しだなと、
普通の単行本1冊くらい残ってるはずなのに思えてしまう、不思議作。


物語は、一転、二転、三転と、ころころ変化し、本当に先が読めない。
長い話なので、中たるみするかと思いきや、そんなことはない。
だらだら物語が続かない代わりに、永遠とした解説が入る。
意外とタメになるんだよ、いやホントの話。
宗教、オカルト、手品、超能力者、預言者の話とかね。


「うぶめ」でも思ったが、やっぱり語り手の関口が一番よくわからない。
ホントわからん。なんなのでしょうね、彼は


いままで京極さんの小説は、長いし、結局妖怪なんだろ。
と思ってたので敬遠してたけど、
やはり、これは読んでみたほうがいい。
妖怪も、それほど色濃く小説に現われてない。
タイトルだけみると、モロ妖怪小説だけど、
推理小説だ。正真正銘の。
安易に妖怪が取り付いたからとか、
妖怪のせいで犯罪をしたという小説ではない。
でも、妖怪は物語において、かなりの中枢にあたる。
やっぱり妖怪小説だ。そしてそれがおもしろい。







posted by kakasi at 01:17 | Comment(0) | TrackBack(0) | 読書 「京極夏彦」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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