2005年08月30日

『羊をめぐる冒険、上・下』村上春樹

羊をめぐる冒険〈上〉 羊をめぐる冒険〈下〉


村上春樹の青春三部作の3作目。
というのは、読み終えてから知りました。
先に『風の歌を聴け』『1973年のピンボール』を読むべきだったんだ…
ちなみに、この作者の本は、『世界の終わりとハードボイルドワンダーランド
しか読んだことありません。
でもその本は、かなり好きな部類なので、期待して読みました。


でも、普通に楽しめた。
前作を読まなくても支障は、なし。
ただ、主人公は一貫してるようなので心情などを知りうるためには、
読んだ方がいいみたい。
あと、友達の鼠を知るためにも。
彼はこの物語でキーパーソンだけど、
彼については、詳しく語られてないから。

タイトル通り、羊をめぐる冒険。
羊を探す経過は、推理物のようでファンタジーの冒険のようにも感じた。
でも、ジャンルとしては純文学が一番似合うと思えるから不思議だ。
村上春樹という作家の哲学、
というより村上春樹の世界とでも言った方がいいかもしれない。
この世界は、多くの悲しみと虚無と孤独、
そして大人のスタイルで満ちている。
僕のラストの喪失が何を意味するのか、
とか他の話ではそこまで思わないことを考えてしまう。
将来、教科書の題材とかにこの作家の小説が載りそうだ。
posted by kakasi at 22:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 読書 作家別 「ま行」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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