2005年08月24日

『蹴りたい背中』 綿谷りさ

蹴りたい背中 蹴りたい背中


ああ〜、なんとなくわかるな〜
自分の高校生だった時期を思い起こすのにピッタリの作品だった。
アノ頃のモヤモヤしたやり場のない、逃げ場のない気持ち。
わけのわからない思い。


芥川賞が獲れるほどすごい作品とは思わないけど、
特に少し、消極的な若者に合うんじゃないかと思う。
なぜかというと僕もそんな一人だから。
そうでない人にも共感できることが多々出てくる部分がある。
そうじゃなきゃ作者の人気だけで何百万部も売れないだろう。
小説だって音楽と一緒で、その作り手の人間性を表す。
芥川賞を獲ったということは、
その分多くの人が本を手にするきっかけが出来て、
よかったと思う。たとえ人気どりのためと言ってもね。
若いということは、それだけでも武器だ。
小説をこの若さで書こうと思っても、なかなかこれが難しい。


僕がこの本で一番気になる所は、ハツとにな川の二人の関係じゃなくて
ハツと絹代の関係だ。
中学の時仲良かったのに、高校で別のグループに分かれてしまって
気まずいという訳でもなく、仲が悪くなったわけでもないけど、
なんとなく離れてしまった。
向こうには向こうの世界があって、私には私の世界がある。
これからこの二人は友達でいるだろうけど、離れていくんだな〜と感じた。


ずっと繋がっているばかりが友達じゃない。
離れていたって友達だろうけど、そう思う人ばかりじゃないこともわかる。
だからこの頃は、難しいと今も思う。
いくらでも楽に生きようと思えばできるけど、
真面目に一生懸命になるほど難しいし、
みんなに合わせていけないと本当に苦しいこともある。
蹴りたい背中、蹴りたいという感情。よくわからない感情。
これからどうなっていくんだろうな?
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Tracked: 2005-08-24 13:54