2007年07月07日

『14歳』 千原ジュニア

14歳 (MouRa)  14歳

リアルよりリアリティな十四才。
お笑いの、千原ジュニアの自伝青春小説。

14歳という言葉は魔法の言葉。
どんな飾った言葉より、美しくて、何かが溢れていて、少し切ない。
僕は、そう思っている。
なんとなくイメージできるようでいて、どれも正解でない。
僕らの14歳は、それぞれ特別なもの。
この小説は、少年千原ジュニアの、ちょっと不思議で特別な物語。

僕の14歳といったら、ただ流れるままの、無邪気なものだった。
それ相応の悩み、葛藤、その他モロモロのものは山ほどあったが、
今思うと、何をそんなにと感じるものばかりだ。

ちょっとしたきっかけで、少しの勇気で、解消できたものだった。
たかだか、そんなことだが、
あの頃は、そんなたかだかのことが大きかった。
そんな少しのことで、悩み、苦しみ、喜び。
14歳の世界は、複雑だ。
でも、実は単純だ。

この小説も、複雑でいて、実に単純なことだらけの世界。
でも、考えすぎて、迷路のような世界になっている。
だけど、それが思春期で、それが人生。
どうにも上手くいかないけど、上手くいかないから、
みんな考えて、行動して、それぞれ違う。
それぞれ違う人がいて、そんな人の考えを聞くことは実に楽しい。

流れ星になるか、路傍の石になるか。
人生のストーリーは一生じゃ足りないよな。
と、HIGH-LOWSの歌を思い浮かべて、
自分の14歳も思い浮かべながら読んだ、小説だった。
posted by kakasi at 00:38 | Comment(0) | TrackBack(0) | 読書 作家別 「た行」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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