2013年05月25日

『悪の教典(上・下)』 貴志 祐介

悪の教典 上 (文春文庫) [文庫] / 貴志 祐介 (著); 文藝春秋 (刊)悪の教典 下 (文春文庫) [文庫] / 貴志 祐介 (著); 文藝春秋 (刊)  悪の教典(上・下)

貴志さんの本は、『硝子のハンマー』『新世界より』の2作は読んだことがある。
そういえば、貴志さん好きだった大学時代の友達は今何してるんだろう。
大学時代の友達と今も連絡とったり、会ったりしているのは
3人くらいしかいないので、すごい懐かしい感じ。
もう、完全社会人で、アラサーなわけなのだから。

アラサーって言葉が自分に当てはまるなんて、
学生時代からは考えられない不思議。
でも、進級試験受かったから、まあ良いかな。
いつでも前を向いて行きたいのです。

そんな社会人な自分ですが、まだまだくそったれな部分も多くて、
仕事でいえば、リーダーシップにしろ、利益関連の数字にしろ、
まだまだまだまだ……と上司からネチられるのだけども、
この作品の主人公は、真逆な完璧人間。
職業は高校の教師で、序盤こそは教師という立場に納得できるけど
徐々になんでこの人が教師をやっているのだろうと思えるほどの
技能の高さに驚くとともに、
タイトルにもある『悪』という二文字に戦慄する。

冒頭から出てくるカラスのメタファーに気になりながら
徐々に、何かおかしいぞと主人公を疑い、
最後には地獄絵図のようあラストに持っていく力量はすごいというか
何でそう思考回路になるのだろうと感じる。
思考回路はショート寸前というより、
一般人とは違う物事の線引きであることが何より恐ろしい。
でもキチンとエンターテイメントとして楽しめるので
嫌悪感の先にある面白さみたいなものを感じられたと言ったら、
自分もおかしな人間なんだろうかと感じてしまった。




posted by kakasi at 01:51 | Comment(2) | TrackBack(0) | 読書 作家別 「か行」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんにちは。
前を向いて行きたいってカッコいいです。私はいつも後ろ向きで考えてしまうので。
ホント、自分がアラサーな歳になるなんて…って思います。学生の頃なんて遠い未来の話と思っていたのに。
社会人になって色々もがいていたら20代も終盤になってしまった…っていう感想です。

「悪の教典」何度も読もう読もうと思ってまだ読めていません。
貴志さんの作品はいまだに「青の炎」しか読んだことがありませんが、いつか読みたいと思っている作品です。そのいつかがいつになるかが問題ですが…
Posted by 苗坊 at 2013年05月25日 08:35
苗坊さんこんばんは。

前を向いて行きたいっていうのは、そうじゃないと潰れそうだからでして、後ろ向きでも前に進んでいきたいっていうのが本音だったりもします。

あと、青の炎忘れてました。
高校3年生の時に、朝の読書時間っていうのができて、その時に読んだ記憶があります。それが貴志さんの初読でした。
Posted by kakasi at 2013年06月03日 23:36
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