2007年02月23日

『東京バンドワゴン』 小路幸也

東京バンドワゴン

明治から続いている下町古書店“東京バンドワゴン”
そこを舞台とする、おかしな四世代の大家族の物語。
ついでに、最近ではカフェもやっていますで、
古書だけでなく、おかしな事件まで
引き受けているというか、呼び込んでいる。

古書店を舞台にするというと、
芳崎せいむさんの漫画の『金魚屋古書店』を思い浮かべた。
金魚屋も、ほのぼのできる話だが、
こっちのほのぼのは意味が違う。
大家族や、その周辺の人々が、
ギャーギャー言いながらも、いい感じにまとまっていて、
良きホームドラマというほのぼのだ。
ちなみに、この大家族は、勘一に、
その息子60歳ロッカー我南人。
我南人の長女・藍子(未婚の母)に娘の花陽。
長男・紺に、その妻の亜美に、2人の息子の研人。
次男・青(我南人の愛人の子)

この人は俳優でいうと、コレねと、
勝手な妄想も、おもしろく一冊で2度美味しい。
色々感想記事見て、同じ意見なかったんだけど
我南人には、清志朗をイメージしてしまうんだよな〜。
得に、背が高くもないし、金髪でもないのだけど。
そして多かったのが、内田裕也さん。
おお確かに、それっぽい。
ただ、あまり僕は知らない人なので…

まあ、妄想は、それくらいにしといて本編に。
語り部は、古書店主の堀田勘一の死んだ女房、サチ。
サチが、死人らしからず、
ハラハラしたり、笑ったり、実に人間味溢れた始点で
春夏秋冬と、影ながら家族を見守っている。
そんなサチの心配など、どこ吹く風かと
家族は、妙な事件に巻き込まれたり、巻き込んだり。

とにかく、この本は家族の話で、人情味溢れるホームドラマ。
事件も、凄惨なものはなく、大きなものでもないが、
解決した後、少し優しい気分になれる。

そして物語で、印象的だったのは、食事のシーンで、
そこから全て物語れる気もする。
わいわいがやがや、とにかく楽しく。
いってきます、いってらっしゃい、ただいま、おかえり。
騒々しいが、それが心地よい。
う〜ん、LOVEだねぇ。




posted by kakasi at 11:13 | Comment(2) | TrackBack(1) | 読書 「小路幸也」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
はじめましてo(^-^)o 弥勒ねえさんのブログから、飛んできました♪

わたしもこの『東京バンドワゴン』好きです。特に、我南人さんはなんだかんだ言って結局かっこよかったですよね☆
シリーズ化して欲しいところですが、最後が綺麗に締まりましたから難しいですかねぇ(^_^;)
Posted by プリン at 2007年02月25日 20:01
プリンさん、はじめまして。

見に来てくれて、うれしいです!
我南人は、僕も好きです。
最初から、存在感ありまくりで、最後には、色々彼に、持ってかれたなって気分です。

シリーズ化は、おもしろそうですね。
でも確かに、綺麗に締まりましたし、家族に関する、重要なことは、かなり書き終えれたのかなって思います。
Posted by kakasi at 2007年02月27日 00:39
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21:東京バンドワゴン
Excerpt: 意外に早く図書館から回ってきました 小路 幸也の『東京バンドワゴン』 皆さんのブログの記事を読んで、「これは好きに決まってる。」と確信していたので、読むのがとっても楽しみでした 内容は、 三..
Weblog: プリン@BOOK CAFE
Tracked: 2007-02-25 20:03
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