2007年01月09日

『ぼくと未来屋の夏』 はねやまかおる

ぼくと未来屋の夏 ぼくと未来屋の夏

すごく懐かしい気分になった話でした。
幼い頃読んだ、ジュブナイル小説やゲームのような本
テレビの天才テレビ君を見ていた頃の自分が感じていた
当たり前の日常の中に潜む、やわらかい日差しのような温かい非日常。
かつて子どもだったあなたと少年少女のための
というミステリーランドシリーズ。
小学校の夏休みに、主人公の前に現れたのは、未来を売るという未来屋。

僕らは、子供の頃は不思議なことに憧れていた。
そして楽しいことに。
この本には、不思議なこと(ミステリー)
そして、楽しいこと(冒険)がたくさん詰まっている。
なんだかんだ文句を言いながらも、
絶対に忘れることのないような、ひと夏の素晴らしい物語。

かって子どもだったあなたというだけあって、
僕にも十分楽しめました。
100円で確実な未来だけを売るという未来屋、猫柳さん。
彼だけでも、不思議な存在です。
そして、不思議な出来事が絡み合っているのだけど、
ファンタジーではなく、ミステリー。
真実がそこには存在してるけど、はっきりしてないこともたくさんある。
だけど、こうしてわからない謎を残してあることが、
とってもジュブナイルな感じを受けて、いい余韻で終われた。

今は冬のど真ん中にあたるので、ちょっと季節違いだけど
やっぱりこういう冒険は、夏が相応しい。
夏の真っただ中に、読書感想文にも良いような、少年少女のための
そして、かつて子どもだった僕らのための夢のような話だった。
posted by kakasi at 00:41 | Comment(0) | TrackBack(0) | 読書 作家別 「は行」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/31099303

この記事へのトラックバック