2006年12月21日

「武士の一分」

シンプルだけど骨太。

山田洋次監督の、藤沢文学3部作の3作目。
前2作を見た後なら、とりわけ目新しいことはないし
大まかな流れは一緒なのだけど
とてもわかりやすく、丁寧な映画だった
人としての尊厳、武士としての一分を
深く静かに、だけど力強く感じられた。

主演は木村拓哉、ヒロインに檀れい。
両方ともすごい存在感があって、とてもよかった。
登場人物があまり多くなく、物語も入り組んでいるわけでないので
なおさら二人が際立ったように感じた。
キムタクはやっぱりキムタクだったけど
悔しいが、男から見てもカッコいいし絵になる。

人物が多くないということから、主要人物たちを多く映していて
ごく一般の下級武士の、小さな自分の世界を守ろうとする
心意気が伝わってくるようで、とても共感を覚えた。
それはやりとりが、現代っぽいことからもあるかもしれない。
時代劇だけど、現代に通じるものがある。
いつの時代だろうと、今に繋がるものがあるから、
僕らにとっては、非日常を送っている彼らのことを
こうして見守るのだろうし、古き時代の映画が作られるんだろう。
映画が娯楽として、そして文化として愛されるのは
そんな非日常を垣間見て、人々の心に通じる一分を
見出すからかもしれないなんて、思ったりしている。
posted by kakasi at 12:31 | Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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