2006年11月06日

『神様のサイコロ』 柳川時夫

神様のサイコロ―「余録」で読む今、この世界神様のサイコロ―「余録」で読む今、この世界

月面と思える場所から、猫がこちらをまっすぐ見つめている。
見つめる先は、この地球なんだろう。
一体、この世界をどう見つめているのだろうか。

この本は毎日新聞のコラム「余禄」をひとまとめしたもの。
2004年4月〜2006年3月までのもの。
新聞ということで時事ネタがこの内容。
小泉政権、IT、青少年犯罪、災害、イラク……
これらを、約700文字で1つの文章としている。

時事ネタというと、新聞特有の堅いイメージばかりがある。
そういうものを僕は、正直好んで読みはしない。
そんな僕が、なぜかこういう本を買ってしまった。
というのも、この人の話が上手いからだ。

このコラムは絶対、時事ネタから入らない。
まず冒頭に来るのは、様々な例え話や、古き物語、格言などなど、
興味をそそるものばかりが並ぶ。
親しみやすいコラムなのだ。

僕らくらいの年で、新聞を全部読む人は多くない。
むしろ、新聞を読む人自体少ない。
僕なんかもその一人だったりする。
だけど、新聞の一面で、まず興味を引く文章を持ってくる。
そうすれば、続きが気になり読んでしまう。
文章の力、言葉の力は偉大だ。

タイトルからも連想される「神はサイコロを振らない」
というアインシュタインの言葉がある。
これは、このコラム中でもとりあげられていて
神が意図しない偶然は、この世に存在しない、という意味だ。
世の中は、もうすごく複雑で、
神様が主役だった時代からは想像もしない物が溢れているだろう。
神様は、今のような時代を意図していたんだろうか。
それとも、神がサイコロを振って現われたような世の中なのだろうか。
こうして振り返ると、たかだか2年ほどだけど、
色々なことが世の中に起こっている。
毎日は、慌ただしくも動いているようだった。
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