2006年10月20日

『八月の路上に捨てる』 伊藤たかみ

八月の路上に捨てる 八月の路上に捨てる


今年の八月なんて路上に捨ててしまいたいことばっかり。
それでもこう思い返すと、色々やったし楽しかったのかな〜と。
夏は色々なことに本気になれるので。

久しぶりに小説を読みきりました。
この頃途中で挫折してしまったり、
『竜馬がゆく』を読んでるので、
なかなか読み終えれない。ブログに載せれない。
ということで箸やすめのような感じで、
読んでみました。芥川賞受賞作。
すごい、あっさり読めた。一時間かかったかどうかくらいで。
竜馬は、現在6巻目に突入です。


夏は一番好きな季節で、八月といえばその真っただ中。
あっち〜な、ダルイな〜と思いながらも
なぜかパワーが出てくる。

この物語から、そんなこととは無縁な感じを受けた。
夏といえば、どこか寂しげな喪失感もある。
小さなことも、大きな出来事も
色々あるけど、夏が過ぎれば終わってしまうというような。
一年で、一番不思議な季節。

そんな夏で、冷めているようで温かい。
そんな、ぬるめの微妙な雰囲気。
やるせないといった表現がいいのだろうか?

頭ではわかっているけど、未練がましくて、すねたガキみたいだけど、
なにもかも本気だった
と言うように、すべて本気で取り組んだ上で
どうしようもないことだったのかもしれない。
ポイと路上に捨てれるような感情ならば、どんなに楽だろうか。
それが出来ないから、人間って難しいと感じた。
あがり目とさがり目のモヤモヤを束ねいて
残さずに捨てることは抱えるよりそれよりもねえ?
この前ライブのチケットを買えなかった
吉井和哉が昔活動していたTHE YELLOW MONKEYの「プライマル」
という曲の一節が思い浮かんだ。
実は、この曲だけ実家から持ってきた唯一のシングル。
手を振った君がなんか大人になってしまうんだ
さようならきっと好きだった

いくら本気でやったと思っても、
振り返れば、後悔ばかりが残る。
それはきっと好きだったんだろうね。

ブラブラブラ………


posted by kakasi at 23:57| Comment(0) | TrackBack(1) | 読書 作家別 「あ行」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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