2006年10月13日

「ワールド・トレード・センター」

先日、ヤンキースの選手が乗った小型飛行機が、
高層アパートに突っ込んだ。
場所はNY。向こうの時刻では11日だった。
誰もが、あの事件を思い起こしただろう。
先月の11日は、ちょうどあれから5年たった。

僕は、そんな日に一本の映画を観にいった
「ワールド・トレード・センター」
僕は友達と観にいったが、見終わった後、しばし無言だった。
思い出したんだろうか?
僕は、5年前、自分の部屋でテレビを見ていた。
何の番組を見ていたか覚えていないが、
急に、映像が切り替わり、2度目の映像は生放送だった。
誰もが思っただろう、これから世界はどうなってしまうのか。

この映画はおもしろかったとかそういう映画ではなかった。
忘れないでいるため、犠牲になったものを思うため
あの悲劇をもう、起こさせないため。
実際にあの事件に関わった人の実話を基にした映画だった。

柳川時夫さんの「余禄」によるコラムで
むごく、理不尽な運命は、
時にそんなふうに人を強くするのだろうか。

という、言葉があった。
これは、拉致事件の曽我さんに対する記事のことだが、
この映画で、被害者のレスキューに向かい
第二派に巻き込まれた警官の姿を見て、そんな言葉を思った。

僕は、年月に経つにつれ、9.11のことを忘れてきている。
だけど、その時期が近づくにつれ、思い出す。
正直僕の中では、9.11より強く心に刻まれたことが他にもある。
だけど、あの事件は、鮮明に思い出させられる。
あの戸惑いと、怒りと、悲しみと恐怖を。
そんな思いを、起こさせる映画だった。

この映画では、実際に貿易ビルに突っ込む飛行機の映像は出てこない。
それが逆に、僕の中であの映像を強く心に映し出した。
忘れたい出来事だけど、忘れてはいけない出来事だったんだ。
NYの人たちは、この映画を直視できるのだろうか。
せめて僕らは、忘れないように見ておくべき映画だと思う。
posted by kakasi at 16:01 | Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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