2006年06月03日

『ねじまき鳥クロニクル』 村上春樹

ねじまき鳥クロニクル〈第1部〉泥棒かささぎ編 ねじまき鳥クロニクル〈第2部〉予言する鳥編 ねじまき鳥クロニクル〈第3部〉鳥刺し男編
(第1部〉泥棒かささぎ編
〈第2部〉予言する鳥編
〈第3部〉鳥刺し男
正直何が、何なのかわからない。
物語もそうだが、タイトルだってそう。
抽象的すぎるというか、比喩や隠喩に満ちているというか。
作者風に言うなら、メタファーに満ちているというのだろうか。
だけど、何が何だかわからないけど、すごい。
わからないのに、物語に引っ張っていく力がある。
おもしろい、おもしろくないで言ったら、やはりおもしろい。
ちなみに、買う前まで「ねじまき島」かと思ってました。

平凡だけど、平凡ではない。
真面目そうだけど、コミカルでファンタジー色も強い。
それが僕の村上春樹のイメージ。
間違いなく高校時代の僕なら手をださない。
まあ、高校時代は本にさえ手を出してませんでしたが……
ともかく、有名すぎる。高名すぎる。
だから、何か理屈があり、一つ一つに何か意味を持たせている気がする。
実際そうかもしれないけど、単に勢いで書いているようにも思える。
だけどやっぱり、何かの意味があるんだろう。
そして、やっぱり僕にはわからない。

みんな徐々に何かを損なっていく。
そしてそれを取り戻すために、戦っていく。
主人公は、逃げないと決めた、戦うと決めた。
ゆっくりでもいいから、それが彼の誓い。
ねじまき鳥が、世界のねじを回す。
彼の世界を回すためには、そこから逃げてはいけないんだろう。

この話の、ねじまき鳥の年代記は不思議な出来事ばかり。
不思議でありえないけど、起こったということは、
やはりありえることで、不思議でもなんでもないことかもしれない。
だけど、物語は現実か夢かさえ区別がつかない。
予定調和だってない。
こうなるとわけがわからない。

村上春樹からのメッセージは、僕には届かなかったようで……
井戸に何日もこもって考えれば、何か見えてくるかもしれませんが。

posted by kakasi at 01:29 | Comment(2) | TrackBack(1) | 読書 作家別 「ま行」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんばんは、あきあきといいます。
僕のブログにトラックバックしていただいたので、僕もトラックバック返し&コメントです。

正直なことを言うと、僕はブログを始めたばかりなのでブログのマナーが分からないし、僕のブログなんかを誰かが見ているなんて、思ってもいませんでした。
そういう意味でも、本当にありがとうございます。
Posted by あきあき at 2006年06月03日 20:13
あきあきさん、コメントありがとうございます。
僕は、ブログ初めて一年になるんですけどはっきりとしたマナーなんてわからないですし、何より機械に弱いので他の人のマネしながらやってますよ。
ブログも続いてくと、色んな人が見てくれるわけで、そういうのもおもしろいですね。
Posted by kakasi at 2006年06月03日 22:53
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのトラックバック

ねじまき鳥クロニクル
Excerpt: 今日、村上春樹の「ねじまき鳥クロニクル」を読み終わりました。 僕は、村上春樹の小説は、なんか概念的過ぎてよく分からない感じもするんですが、どこか魅力的に思います。 ということで、感想は以上です。..
Weblog: こんな毎日あきあきだ!
Tracked: 2006-06-03 20:03

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。