2008年12月02日

『そして扉は閉ざされた』 岡嶋二人

そして扉が閉ざされた (講談社文庫) そして扉が閉ざされた

この本の前に読んだ本は乾くるみさんの『リピート』
そして今回読んだ『そして扉は閉ざされた』には奇妙な符合が。
時系列的に『リピート』が後の作品なので、乾さんが狙ったのか、偶然なのか。
この両本、主人公の名前が「毛利」であり、ヒロインの名前が「鮎美」と、
まったく同じだった。

奇妙な偶然にこういうこともあるのかと驚いた。
偶然に毛利と鮎美の話を二回続けて読んだことになる。
こんなことは、初めてだ。

そこは置いておいて、本編の方は、
完全な密室に閉じ込められた、男女四人の物語だった。
ある事件を通じて繋がる四人が、その事件を回想していくというもの。
そして犯人はこの中にいるのではと疑いながらも、
力をあわせて、密室からの脱出を試みていく。
というたったそれだけの話。
事件のことはひたすらに回想だけで、
実際の舞台は扉が閉ざされた密室のみに終始されている。
回想では事件があるが、現在進行形ではまったく何もないのだが、
とんでもなくスリリング。
推理が加速していく様は、読んでいてページをめくる手が止まらなくなる。
惹き付けられるってこういうことなんだと思い知らされた。
posted by kakasi at 00:48 | Comment(0) | TrackBack(0) | 読書 作家別 「あ行」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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