2005年12月26日

「スワロウテイル」

スワロウテイル スワロウテイル

今年は、例年以上に邦画をよく見ました。
今年の邦画祭りの再決算としてラストに選んだのが「スワロウテイル」
今まで借りたことはあったけど、
見なくて返してしまったことがある今作品。
ラストを飾るのにふさわしい映画でした。
東京湾には「円都(イェンタウン)」と呼ばれる無国籍地帯が広がり、アジア各国からの移民も多く住んでいる。娼婦のグリコは、母親を殺された少女アゲハと一緒に暮らしていた。ストーリーは、偽札作りやグリコが歌手として成功していく様子、アゲハの母親捜しなどが絡みあいながら展開していく。
英語、中国語、日本語がとびかう無国籍感覚と、アゲハたちが広大な空き地に作ったコミューン感覚が、閉塞した日本の現状に対するアンチテーゼとなっている。My Little Lover がライブハウスに出演していたりと、PV出身の岩井監督らしさがあふれる意欲作だ
                              Amazon.co.jpより抜粋


むかし、むかしから始まる、ある意味童話なこの物語。
イェンタウンで生きる、人々の強く、たくましく、そして儚い夢物語。
ネット除くとニセ札のこととか、ありえないなど追及する人もいるけど
僕は気にしません。そういうところのリアリティは別に。
他のリアリティ、人間関係とか、感情とか、世界感は必要だと思うけど。
中国語の発音は勉強してるものとしては、気になりますが、それも別に。


「Love Letter」「リリィ・シュシュのすべて」の岩井俊二監督に、
三上博史、Chara、伊藤歩、江口洋介、
アンディ・ホイ、渡部篤郎、山口智子など。
chara演じるグリコが歌と共に世界をつくり、
三上博史のフェイホンが、かけわまり、
伊藤歩演じるアゲハが、必死にくっついていこうと、
追いつこうとする感じ。
だからアゲハの大切なものは、この2人で、
2人の大切なものだった場所を必死で、
自分なりに取り戻そうとしたのかなと。

イモムシだった自分だけど、グリコに憧れ、それに並ぼうとして、
成長した結果、「アゲハ」と「スワロウテイル」へと成長する物語かと。
そして江口洋介演じるマフィアのボスが、見守っているような。
あまり、この人が主人公達に関わらなかったのが
逆によかったような気もする。
あと、渡部篤郎かっこよすぎ。一人ヒーローだよ。
ちょい役のローリーは、なんだったんだろう?


日本語、中国語、英語が乱雑するこのイェンタウン。
実際移民の数は、日本でも増え続けているわけで、
ありえない世界ではない。
「ホテル・ビーナス」なんかでは、
この国では、その国の言葉を話すべきだと言うが、
ここでは、そんなことない。まあ、いちおう日本だしね。
そんな不思議な世界観が好き。どこか乾いた感もある。

エンディングには、YEN TOWN BANDの「Swallowtail Butterfly 〜あいのうた〜」
あなたは雲の影に 明日の夢を追いかけてた
私はうわの空で 別れを想った


ここから何処へいっても 世界は夜を乗り越えていく
そしてあいのうたが 心に響きはじめる


私はうわの空であなたのことを
想い出したのそしてあいのうたが響きだして…
私はあいのうたであなたを探しはじめる


この鎮魂歌が流れた瞬間、ベランダに出て空を見てみた。
ツバメも蝶もいなかったけど、鳥が飛んでいた。
僕にも、翼があればな〜






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映画VT「スワロウテイル」  嘘はここまでつくもんだ
Excerpt:  粗さもあるけど、こういう架空世界の話は好き。  日本映画がやりたがらない部分に切り込んだのは意気込みはよい。ただ作りこみが怪しい部分があるのが多少気になる。  しかし、この思い切りのよさ..
Weblog: 朕竹林   〜映画とネットとモバイル機器な日々〜
Tracked: 2008-09-09 00:57

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