2008年07月23日

『クラインの壷』 岡嶋二人

クラインの壷 (新潮文庫) クラインの壷

1989年に作られたのに、ゲームのバーチャル世界を描いた物語。
今でこそ、仮想世界なんて珍しくないんだけど、マトリックスとかね。
当時はファミコンかスーファミか。
そんな時代に思いついただけでもスゴイ。
ちなみに、僕のゲームでの仮想世界での思いでは、
デビルサマナーソウルハッカーズ。

設定だけでも見物だけど、物語がこれまた面白い。
そして、奇妙で不気味。
ラストは予想外ではなかったものの、
主人公に感情移入してしまったため、かなりの衝撃。
そこまで読み進めてしまうと、もう何が現実で何がバーチャルなのか、
その境目がわからない。
このラストから2つの解釈ができる。
その2つの解釈で、続編が2つできるほど。
ただ、これが作者の最後の作品ということもあり、
もう20年も前の作品なので、それは思うだけ無駄なこと。
SFで、ミステリで、サスペンス。
つまりは、奇妙な物語だった。
posted by kakasi at 21:17 | Comment(0) | TrackBack(0) | 読書 作家別 「あ行」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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